SONG 第三章出会いのピアス
太陽は雲に隠れ、肌寒く、息は白く染まり、今にも雪が舞い降りそう・・
正月で静まった朝を歩きながら親戚の家を目指していた。
朝晩の生活が逆転してる目をこじ開け、寒い朝の空気に触れながら歩く、そんな感じだった。
今日が君に出会うなんて、想いもしなかったよ。
親戚の家にに辿り着くと、今は亡きおじさんとおばさんが出迎えてくれた。
いつもの挨拶と、新年の挨拶を、それとなしに済ませ、皆が集まっている部屋に案内された。
遅刻してきたので皆揃って俺を見る。
いろんな声が飛び交う中、席に座り回りを見渡した。姉が二人、従兄弟が四人、おじさん、おばさん、あれは誰だ・・初めて見る子だった。同い年ぐらいだろうか・・でも言葉の最後に『けん』を付ける方言。
『誰だ・・』から気になりはじめた僕が居た。
料理が運ばれ、酒を注がれ、全員揃ったところで自己紹介が始まり、君は少し照れ臭そうに教えてくれたね。
年齢は一つ下の16歳。愛媛県から冬休みを利用して、明石の親戚の家に来てるそうだ。
席は僕の隣・・。あまり喋れない。何故か照れ臭い・・何故か意識してしまう・・初対面とかじゃなく君だから・・
そうこうする間に時間は流れ、おじさんは酔い寝ている。皆は後片付け、僕は彼女を意識しないように、無理をして酒を飲み頭はフラフラ・・いつの間にか寝てしまい、気が付くとコーヒーの香りが心地好かった。
一段落して、皆でコーヒーとケーキを食べながら従兄弟どうしで、携帯電話を交換していた。
僕も、その会話に交ざり無言で君の番号をメモリーに入れ、立ち上がる僕・・
立ち上がると同時にピアスが落ち、君の足元へ転がり当たって止まる。
君はピアスを拾い立ち上がり僕に渡してくれたね。
スローモーションの用に時が流れた。そんな気がした。
何か言わなくてはと想いテレながら精一杯の『ありがとう』
それが君と交わした最初の言葉だった。
君と向き合い、周りなんて見えない。君の笑顔に何も言えなくて・・
一瞬の出来事が、一生消えない想い出に変わった。
君と出会った日は、今にも雪が舞い降りそうで、冷たくて、どこか温かい。
この頃の僕は詩を書き、唄う事なんて知らなかった。
君を唄う・・そんな日が来るなんて想いもしなかったよ・・
正月で静まった朝を歩きながら親戚の家を目指していた。
朝晩の生活が逆転してる目をこじ開け、寒い朝の空気に触れながら歩く、そんな感じだった。
今日が君に出会うなんて、想いもしなかったよ。
親戚の家にに辿り着くと、今は亡きおじさんとおばさんが出迎えてくれた。
いつもの挨拶と、新年の挨拶を、それとなしに済ませ、皆が集まっている部屋に案内された。
遅刻してきたので皆揃って俺を見る。
いろんな声が飛び交う中、席に座り回りを見渡した。姉が二人、従兄弟が四人、おじさん、おばさん、あれは誰だ・・初めて見る子だった。同い年ぐらいだろうか・・でも言葉の最後に『けん』を付ける方言。
『誰だ・・』から気になりはじめた僕が居た。
料理が運ばれ、酒を注がれ、全員揃ったところで自己紹介が始まり、君は少し照れ臭そうに教えてくれたね。
年齢は一つ下の16歳。愛媛県から冬休みを利用して、明石の親戚の家に来てるそうだ。
席は僕の隣・・。あまり喋れない。何故か照れ臭い・・何故か意識してしまう・・初対面とかじゃなく君だから・・
そうこうする間に時間は流れ、おじさんは酔い寝ている。皆は後片付け、僕は彼女を意識しないように、無理をして酒を飲み頭はフラフラ・・いつの間にか寝てしまい、気が付くとコーヒーの香りが心地好かった。
一段落して、皆でコーヒーとケーキを食べながら従兄弟どうしで、携帯電話を交換していた。
僕も、その会話に交ざり無言で君の番号をメモリーに入れ、立ち上がる僕・・
立ち上がると同時にピアスが落ち、君の足元へ転がり当たって止まる。
君はピアスを拾い立ち上がり僕に渡してくれたね。
スローモーションの用に時が流れた。そんな気がした。
何か言わなくてはと想いテレながら精一杯の『ありがとう』
それが君と交わした最初の言葉だった。
君と向き合い、周りなんて見えない。君の笑顔に何も言えなくて・・
一瞬の出来事が、一生消えない想い出に変わった。
君と出会った日は、今にも雪が舞い降りそうで、冷たくて、どこか温かい。
この頃の僕は詩を書き、唄う事なんて知らなかった。
君を唄う・・そんな日が来るなんて想いもしなかったよ・・
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