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『君達へ』3

[205]  六式  2009-04-13投稿
『日々』


俺の朝は早い。大体は夜中のうちに家を出るから家族の寝顔を見ながらまだ暗い町を会社へ向かう。

妻も働いているから朝は普通に起きて子供を保育園に預けて会社に向かう。
朝の様子はほとんど知らないんだよね・・・

その日もいつもと何にも変わらない一日の始まりだった。


何か変わった事といえば、朝方に寄った自販機でジュースが一本当たったくらい「嬉しかった。」
俺の仕事は朝が早い分仕事はお昼くらいには終わって後は時間が来るまで昼寝をしたり用事を済せたりだ。


そして家に帰って妻と一緒に保育園へ子供達を迎えに行く。
迎えに行くと決まって長男がパパ〜ママ〜と飛び付いてくるんだ。その後ろから少し遅れて長女が走ってくる、お兄ちゃんの真似をしてやっぱり飛び付いてくる。

その時はほんとに可愛いって思うんだ!仕事の疲れも忘れられる。
荷物を用意しながら俺は「今日は給食なに食べた?」
「んーとねぇ、今日は魚とご飯と牛乳とぉ」
長男はさすがに5才だしまともに答えるけど、長女は違う。
「牛乳とごはんと、牛乳!」

なんで牛乳が2回出るんだろ?おかずはなんだったんだろ?って思うけど、そこは深く追求しないことにしてる。

そんな中、妻は先生と話込んでいて用意が終わっても長い時は2、30分は帰れないことが多い。
俺は長男と「ママ話なげーなぁ、寒いから先に行っちゃうか?」なんて言うと、
「そうだね!先に行っちゃお!」
長男は時に残酷で俺の言ったことを素直に返してくるから「やっぱり待ってよーぜ」
俺が引き止める。
後で妻に怒られるのは俺だからね・・・


そんなこともお構いなしなのが長女!
さっさと靴を履いてブランコのほうで「パパ見て〜!」
まだ冬のなごりがある夕方は少し寒いのに、薄着のまま走り回る子供ってスゴい。

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