永遠に愛しい・・15
非常階段の近くまで来た
いつもすでにみんな溜まっている時は
近くまで来るとみんなの喋る声や笑い声が聞こえてくるが、今は聞こえてこない。
他の奴らはみんな授業に出てるか
もしくはまだ来てないかで誰もいない、という事だ。
(一人じゃつまんねーけどまぁ、今から授業でるよりマシかな
まだ眠いし
寝て時間でも潰すかな)
キー キキッ
非常階段の
少しさびついた鉄のドアを開ける
やっぱりこの時間は誰も居ない
シーンと静かな空気と
夏の暑い空気とが交わるその空間の中
オレは階段の一段目の所に腰をおろし
家から、開けたまま持ってきた、生ぬるくなったコーヒーを飲み
「しっかし、あちーなー」一人で小言を言いながら
階段になっていない所に座り直し
鞄を枕の変わりにするため、頭がくる位置に置き
仰向けになった
上を向いた瞬間
オレは思わず驚いて
ガバッっと上半身を起こした!
「藤本昌平君!」
上へと続く階段の
オレの丁度真上あたりの階段の隙間から、オレを見ながら声をかけてきた女
そう
晶である・・!
いつもすでにみんな溜まっている時は
近くまで来るとみんなの喋る声や笑い声が聞こえてくるが、今は聞こえてこない。
他の奴らはみんな授業に出てるか
もしくはまだ来てないかで誰もいない、という事だ。
(一人じゃつまんねーけどまぁ、今から授業でるよりマシかな
まだ眠いし
寝て時間でも潰すかな)
キー キキッ
非常階段の
少しさびついた鉄のドアを開ける
やっぱりこの時間は誰も居ない
シーンと静かな空気と
夏の暑い空気とが交わるその空間の中
オレは階段の一段目の所に腰をおろし
家から、開けたまま持ってきた、生ぬるくなったコーヒーを飲み
「しっかし、あちーなー」一人で小言を言いながら
階段になっていない所に座り直し
鞄を枕の変わりにするため、頭がくる位置に置き
仰向けになった
上を向いた瞬間
オレは思わず驚いて
ガバッっと上半身を起こした!
「藤本昌平君!」
上へと続く階段の
オレの丁度真上あたりの階段の隙間から、オレを見ながら声をかけてきた女
そう
晶である・・!
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