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スイートルーム(最終話)

[392]  あおいさくら  2009-04-13投稿
【最高のスター】

家族が全員揃って 楽しい夕飯の時間が始まった

冷たいビールが欠かせないぱぱと ダイエットとか何とか言いながらも 食い気に勝てない二人の娘達が満足出来るように考えられた料理が テーブル一面に並んでいた

家族みんなで 楽しくしゃべって飲んで食べて ときどき誰かが歌い出したり…

毎日が 宴会騒ぎの賑やかで楽しい夕食だった

宴が終わり 片付けを済ませ風呂から上がる頃には 家族はそれぞれの時間を過ごし始める

再び俺とまりもの二人きりの時間になるが この時間になると 時々まりもの胸がチクチクする

優しさを取り戻したぱぱがまりもの身体を気遣いながらも まりもに触れたがっているんだ
昔のように まりもを愛したいけど まりもの身体だけでなく 心も回復するのを待っている

まりもは ぱぱの熱い視線を感じていたが 俺への思いが断ち切れなくて ぱぱの腕の中へ飛び込めないんだね

でも 俺は飛び込んで欲しいな

俺 今になって分かったんだけど まりもにはぱぱも俺もどちらも必要だと思う

人の倍以上頑張って生きているまりもを支えるには
一人の男では支えきれない

まりもの幸せのためなら
こんな形の愛し方があってもいいんじゃないかな

ぱぱと俺でまりもを愛するから ぱぱに甘えておいで
ありがとう…ひろあき
大好きだよ…ひろあき

その夜 俺はずっとまりもを抱いていた

それから3日後の昼下がり

まりもとぱぱは久しぶりに愛し合った

まりもの目から涙が流れていた

夜になって またまりもは涙を流していたが 昼間流した涙とおんなじ 綺麗な涙だった

俺は二度とどこにも行かない

ずっとこのスイートルームで まりもの幸せを考えているからね

そして…
ぱぱには悪いけど 来世では まりもは俺が独り占めさせてもらうからね

そんな男のヤキモチがぱぱに伝わったのだろうか

ぱぱは いつにも増して
まりもを大切にし まりもは更に輝きを増した

俺にとって最高のスターだ

まりもって女はね☆


〜完〜

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