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‐ドラゴン‐第二話「 会議 」

[351]  有朱  2006-07-12投稿

‐「ビルカ」‐

「ビルカ」の一番大きな都市の、城のようにでかい建物の三階には、「クオール」「アルバス」「ビルカ」の王達と側近達。そして顎にひげを生やした、だいたい五十歳ぐらいの老人が集まっていた。
薄暗く広い部屋の中で、長方形の黒い机を囲み皆が老人の後ろにある、一際目立つモニターを見ていた。
そしてゆっくりと老人は話しだした。
「今日各国の王に集まって頂いたのは、他でも無い「ソルン」の話しです。」
王達は驚いた顔をして、老人を見た。
「やはり・・何かあるのですか??イーザ様。」
空色の髪に緑の瞳をした、「ビルカ」の王がイーザと呼ばれた老人に質問をした。
「リンク・・何か気づいているのか??」
「私はただ「ソルン」の災いがここ数年消えてしまった事が気掛かりで。」
「やはりリンクは十五歳とゆう若さで王に選ばれた事はあるな。・・今日はその事での会議である。」
ガタンッ!!椅子が倒れて全員が目を向けた。
「今さら「ソルン」に何があると言うんですか!!??」
「座りなさいリュウ。」
「・・・失礼しました。」
リュウと呼ばれた青い短い髪に金の瞳をした二十歳ぐらいの青年は椅子に座った。
「・・クスクス。」
「何がおかしい!!シルク・キャット!!我を侮辱しているのか!!??」
「お前の事などおかしくもない・・クス。」
机の一番端に座っている、腰まである銀髪に赤い瞳をした十八歳ぐらいの青年がずっと無表情でクスクスと笑っている。
イーザは軽いため息をつきキャットに話しかけた。
「キャット。何がおかしいんだ??」
キャットは笑いをピタリと止めた。
「・・・あの噂は本当なのか??」
「!!!???」
イーザは驚いた顔をして固まってしまった。リンクはそれに気づき、イーザの側に駆け寄った。
「イーザ様!!??どうなされました!!??」
イーザはリンクの声で我に反り重い口を開いた。
「大丈夫だ。心配無い。・・キャット、その噂を聞かせておくれ。」
「こんな場所で公表してもいいんですか??」
キャットはニヤリと笑いイーザを見た。イーザはそれに黙って頷いた。

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