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汚染 83

[121]  ふく  2009-04-14投稿
二年前この職場に入った
一番に目に着いたのは同じ部署で隣の課にいる貴方だった
決してハンサムという訳でもない
貴方の発しているオーラ
スーツの着こなし
髪型
何となく惹かれた

飲み会でもそんなに話した事はなかった
気にはなったけど接点がない

その一年後貴方が別の所へ異動になった
いつも目に着く所に座っていた貴方の存在が無くなった時の寂しさ
結局仲良くなれる事もなく終わった
時々思い出しては憧れを抱いた
どうせ実らない憧れ

半年前貴方が私の課に異動して来た
正直嬉しかった
それも隣の席
初めて貴方が隣に来た時は緊張した
近くで貴方を見るのは初めてで
近くで貴方と言葉を交わすのも初めてだった

話す回数が増えるに連れ
消えかけていた想いが甦った

近くで見る貴方の横顔に
その腕に
貴方の細い後姿に
香水の香に
煙草の匂いに
仕草に恋をした

こうして想いは繰り返される
もう駄目だと諦めた時に
貴方が私の想いを掴んだ

貴方に憧れを抱いたあの頃が懐かしい
遠いようで近い過去
思えば貴方に出会った時から私の想いは始まっていた

貴方は知らない
この真実を
いつか告白してみてもいいだろうか
その事を
『本当はずっと好きでした』と
そして今の苦しみも

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