‐扉‐ 第1話
ねぇ・・ずっとずっと一緒だょ??
分かってる。
お願いだから側にいてね・・
ぁたし貴方がいないと
生きて行けない。。。
「起きなさい!!愛(ちか)!!」
大きな声をあげて、階段を上ってくる足音が部屋の前で止まりドアを開けた。
「愛!!・・・何だ起きてるじゃない。返事ぐらいしなさいよ。」
「・・・。」
愛はベットの上に座り黙っている。
「どうしたの??」
「・・・学校行きたくない。」
「・・・最近どうしたの??学校で何かあった??」
母は心配そうに愛の前にしゃがみ顔をのぞきこんだ。
「・・・愛!!??」
愛は瞳から大粒の涙を流し、必死に止めようとしていた。
大崎 愛(おおさき ちか)小学6年生。両親の離婚を理由に1年前の小学5年生の頃にこの町に引っ越して来た。転校生とゆう理由だけで学校でイジメにあっていた。トイレに閉じ込められたり、学校に行くと机がなくなっていたり、好きな男子にまでイジメられたり、誰も喋ってくれなかったり。ランドセルがなくなっていたり。あげるときりがないほどのイジメを愛は母を困らせない為にずっと1人で耐えていたが、心が限界になりその日から学校へ行く事はなかった。
‐三年後‐
愛は中学3年生。イジメには中学に上がってからは一切あっていないが、学校に行く日1年で半分以下だった。愛が信じる友達は園川 未来(そのかわ みく)たった1人だけだった。未来とは中学1年で同じクラスになり、いつの日か親友と呼べる存在になっていた。だけど、母と未来以外の人間を愛が信じる事はなかった。イジメは愛から大切なものを奪っていった。
「母さんお腹減ったぁ〜」
愛は階段を下りリビングに向かった。
「あら??珍しく早起きじゃない!!」
「違う違う・・今日未来が絶対に学校来いって煩くてぇ〜。一睡もしてないょ。」
「たまにはいいんじゃない??」
「まぁ〜ね♪1ヶ月ぶりに制服来たょ!!」
愛は自分の制服姿を見て嫌そうな顔をした。それをみて母は苦笑しながら、ご飯を運んできた。
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