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デストロイデイ?

[321]  りょー  2009-04-16投稿
そいつは真っ直ぐにこっちを見ていた。ヤバイと思った刹那、どこからか声が聞こえて来る。と同時に義春は光に包まれた。

「ここは一体どこだ?みんなが危ないってのに。」

「ここは君の思考の世界。」
「誰だおまえ!どっから来た!」
突然現れた人にビックリする義春。

「落ち着いて、敵ではない。君たちにロボットの情報を伝えに来た。」
女だろうか?声の主は落ち着いた様子で言った。

「ロボットの情報?」

「そう、それを伝えるために脱走し、今のピエロの姿になった。」
ピエロと言われてやっと誰だか分かった義春。

「それはどういうことだ?元は人間だったってことか?」
「そう、ロボットは人間からできている。私のように思考が残るのは珍しい。まぁ意志と関係なく行動するからあまり意味はないがな。」

「なるほど、大体は分かった。でロボットは一体どこで作られてるんだ?」

「それは・・・」
声の主が場所を言おうとしたまさにその時、声の主の体に何本もの氷のトゲが突き刺さった。同時に声の主の姿が乱れる。

「どうやら体がやられたらしい。これ以上は話せ・・」

そう言って声の主は消えていった。視界が元の教室に戻って来る。空には晴れ間が見えていた。

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