○あなたの隣に○ No.3
部活が終わり、いつもの場所に奈々美が向かうと、もう隆史は待っていた。サッカー部の隆史は、バスケ部よりも終了時間が遅いのでいつもなら走って奈々美のところへ来ていた。しかし、今日は違った。
「今日は、早いんだね!もう終わったんだ?」
「うーん。今日はサボっちゃった。」
「えー?珍しい!!隆史でもサッカー嫌になることあるの?」
「いや、今日は考え事。」
「そっかぁ…なんか深刻な悩み?」
「いや、そんなんじゃないから気にしないで!」
「うん…あっっ、じゃぁ部活終わるまでずっとここで待っててくれたの?」
「いやぁ、公園行って寝てからきた(笑)」
「そっかぁ☆」
二人は歩き始めた。しかし、今日の隆史は奈々美の手を握ろうとはしなかった。
「あのね、この前エリカと遊びに行ったときにねカワイイシャープペンあったんだぁ。」
「うん」
「隆史とおそろいで買おうと思ったんだけどね、一本しかなくって・・。」
「うん」
「だから、こんど一緒に遊びに行ったときにあったら買おうね!!」
「・・・」
「隆史…?どうしたの?なんか私ばっかり話しちゃって、ごめん。」
「いや、あのさ…今日は、ちょっと真剣な話、していいかな?」
奈々美はこれから何を話されるのか全く検討もつかなかった。
<つづく>
「今日は、早いんだね!もう終わったんだ?」
「うーん。今日はサボっちゃった。」
「えー?珍しい!!隆史でもサッカー嫌になることあるの?」
「いや、今日は考え事。」
「そっかぁ…なんか深刻な悩み?」
「いや、そんなんじゃないから気にしないで!」
「うん…あっっ、じゃぁ部活終わるまでずっとここで待っててくれたの?」
「いやぁ、公園行って寝てからきた(笑)」
「そっかぁ☆」
二人は歩き始めた。しかし、今日の隆史は奈々美の手を握ろうとはしなかった。
「あのね、この前エリカと遊びに行ったときにねカワイイシャープペンあったんだぁ。」
「うん」
「隆史とおそろいで買おうと思ったんだけどね、一本しかなくって・・。」
「うん」
「だから、こんど一緒に遊びに行ったときにあったら買おうね!!」
「・・・」
「隆史…?どうしたの?なんか私ばっかり話しちゃって、ごめん。」
「いや、あのさ…今日は、ちょっと真剣な話、していいかな?」
奈々美はこれから何を話されるのか全く検討もつかなかった。
<つづく>
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