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ねぇ…大好きなのに。

[558]  春樹  2009-04-20投稿
恋は時々、相手を思いやる心を奪い去る。

「1番好きな人とは結婚しない方がいいんだよ」

それは、よく聞く言葉。

でも、1番好きな人と結婚せずに、誰と結婚するのだろう。

心が言葉に負けたら、全て諦めた事になる。

それは幸福ではない。

そう思っていた。

中学2年生が始まったばかりの春、私は恋をした。

中学生らしい恋だった。

相手の彼(春樹)とは、特に仲が良いわけでもなく、話した事もあまりなかった。

その頃の私は、何と無く春樹の存在感に惹かれていた。

だから早く、私の気持ちを、春樹に伝えたかった。

その日、私は春樹の家に電話した。

電話に出たのは春樹だった。

「もしもし?」

春樹は良い子ではなかったが、いつも心穏やかな人だった。

「もしもし春樹?」

私の心は、以外と落ち着いていた。

「なに?」

春樹は突然電話をしてきた私に、用件を聞いてきた。

「あのね、亜弥(私)は、春樹が好きなんだ。だから付き合いたい。」

私は以外に緊張しなかった。

「いいよ」

春樹の即答。

そうして以外な程、緊張感のない告白で私と春樹は付き合う事になった。

中学2年生、まだ付き合う意味も解らず大人ぶっていたのかもしれない。

春樹はあまり学校に来る事もなく、私と春樹の関係は、何の進展もないまま終を迎えてしまった。

呆気ない恋だった。

全てが急展開で、心に残る様な恋ではなかった。

その後、私は中学校生活でいろいろな思い出を作り、感動の卒業を迎えた。

卒業式を終えて、私も周りの友達も忙しくなり、あまり遊べない春休みを過ごしていた。

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