懐かしい空2
空を舞う枯れ葉は、私にさみしく秋を告げていた。
私の横には、私の大好きだった、決して届かないと思っていた、憧れの先輩がいる。
廉(れん)先輩とは、思い出の文化祭の話をした。
以前からおとなしい印象を与える廉先輩だけど、さらに大人っぽくなったように感じた。
秋風は遠く、遠く吹いていた。
「恋(れん)は今彼氏とかいんの?」
突然の質問に戸惑いながら、
「…いないです」
そう答えた。
「…俺も。昔から好きなやつがいたから」
しばらく沈黙が続いた。
秋風が私を誘うようにひょうひょう音をならしている。その音が気まずさをかき消していた。
「恋〜!!」
友達の南奈(なな)が来た。「偶然〜。何してたの!?」「あ…」
私は廉先輩を見た。
「…じゃあ、俺はこれで」「……サヨナラ」
廉先輩は去っていった。
南奈は
「…じゃました?」
と、気を使ってくれた。
「…ううん」
私はその場をあとにした。
外は、今にも雪が降りそうな程寒かった。
私の横には、私の大好きだった、決して届かないと思っていた、憧れの先輩がいる。
廉(れん)先輩とは、思い出の文化祭の話をした。
以前からおとなしい印象を与える廉先輩だけど、さらに大人っぽくなったように感じた。
秋風は遠く、遠く吹いていた。
「恋(れん)は今彼氏とかいんの?」
突然の質問に戸惑いながら、
「…いないです」
そう答えた。
「…俺も。昔から好きなやつがいたから」
しばらく沈黙が続いた。
秋風が私を誘うようにひょうひょう音をならしている。その音が気まずさをかき消していた。
「恋〜!!」
友達の南奈(なな)が来た。「偶然〜。何してたの!?」「あ…」
私は廉先輩を見た。
「…じゃあ、俺はこれで」「……サヨナラ」
廉先輩は去っていった。
南奈は
「…じゃました?」
と、気を使ってくれた。
「…ううん」
私はその場をあとにした。
外は、今にも雪が降りそうな程寒かった。
感想
感想はありません。