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desteny??

[286]  meeco  2009-04-21投稿
十九時、青山・QR481―\r

私は、淳に逢う為に、青山のカフェQR481へ約束の十九時の十五分前、十八時四十五分に着いた―\r

店の中に入り、適当に四人掛けの席を見付け、鞄を空いた席に置いて、私は席に腰を下ろした。

淳が言っていた、話とは、どんな話だろうか―\r

考えながら、淳を待った―\r

五分程経って、携帯電話が鳴った。着信は、麗華からだった。私は、通話ボタンを押した。

「はい?麗華?どうしたの?」

「今日、淳と逢うって言ってたっけ?もう、淳、来てんの?」

「ううん、私、少し早く着いちゃって、淳は、まだなんだけど。」

「そうなんだ。あのね?今、彼と一緒なんだけど。香里にも、紹介したいし、後で、合流しないかな?って、思ってね。」

「え・・・?うん・・・。良いけど、淳が来たら、淳にも聞いてみるけど。」

「分かった・・・、じゃあ、また後で、連絡して。」


電話を切ると、時間は、十九時ちょうどになっていた。待ち合わせをする時、大概は、淳が先に着いているのに、時間を過ぎても、連絡が来ない事も気になった―\r

そう思った瞬間、淳から携帯電話に着信が来た。

「はい、あっちゃん?」

「うん・・・、もう着いてる?」

「着いてるよ、ちょっと早く着いちゃって、珍しいでしょ?私の方が早いって。」

私は、笑って淳に言った。

「香里・・・。ゴメン。俺、行けなくなっちゃった。ほんと・・・、悪い・・・。」

「どうしたの?何か有ったの?」

淳が、ドタキャンするのは、初めての事だった。約束を変更したり、破る事が嫌いな事を知っている私は、理由が気になって仕方無かった。
「俺な・・・、香里にメールした日に、あいつに別れて欲しいって話したんだ。お前の事も、ちゃんと話したんだ。一旦は、分かったって納得したんだけどな・・・。」

「また、何か有ったの?」

「もう一回、話したいって聞かねぇんだよ。さっき、家出たら、電話有ってさ。今、来てくれ無いと別れ無いって、電話口で泣くんだわ。」
淳から、電話が有った時、そう言う事じゃ無いかと、少し予感したが、予感は的中した。

「そう・・・、なんだ。解った。麗華がね、さっき、電話が有って、彼氏を紹介したいって。私、まだ逢った事無くて。あっちゃん、彼女と話して来て。私、麗華と彼に逢って来るから。私の事は、気にしないで。」

「悪い、マジで・・・。また、後で、電話するから。じゃあ。」

私は、淳が気になりながら、青山に来たついでに、麗華と麗華の彼に逢う事になった―\r


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