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ごめんなさい…3

[211]  2009-04-22投稿
その後…
彼とは別れることなく続いて
1年後同じ過ちを
おこした。

妊娠…
1年前の痛みや悲しみは
わかってたはずなのに。

《中絶》の
文字はなかった。

彼の親にばれずにどうしたら
産めるか…ばかりを
考えていて
彼の親から逃げ回る8ヵ月が過ぎた。


臨月に入り
やっと彼の家に…
…彼の親の前に
大きなお腹を抱え
「来月、子供が生まれます。生みたいです。」
…精一杯だった。

「仕方がない。」
残念そうな彼の親が
放った一言は痛かったけど
気にしなかった。

彼や彼の親…
正直、どうでもよかった。

赤ちゃん…
私だけの赤ちゃん。
早く会いたくて仕方なかった。

予定日を\r
一週間過ぎた
11月22日昼過ぎに陣痛…
ままの彼氏に病院まで運んでもらってそのまま入院。
いよいよだ…と思うと
正直怖かった。
陣痛が弱かった私に
「もしかしたら一回自宅に帰ってもらうかもね」
との先生の言葉に安心した。
ままや友達…彼に
「なんかもしかしたら一回家帰るかも〜今日生まれないっぽい」
なんて、軽く電話で
報告して
病室でテレビ見て
夜ご飯食べて…

23時。
いきなりお腹が痛くなって
ナースコール…
先生が来て調べてもらったら
子宮口も開いてきてるし
今日生まれるとの事…
ままに連絡。
頭では分かってるけど
痛くて出来ない。
はじめての体験に
一人で挑むのはつらかった。

誰もいない…
生まれそうなのに
誰も気付いてない…
誰かの手を握りたいのに…


あんなにたまヒヨ読んだのに…
《背中をマッサージしてもらったら楽だった》
《太ももと膣の付け根を押してもらったら楽だった》
《手を握ってくれて一緒に呼吸を整えたら楽だった》
体験談には全部隣には誰かいる設定の事だったから意味がなかった。

あけて23日の2時
分娩台にあがった。
隣の分娩台には今にも生まれそうな女の人が頑張っていて
悲鳴が聞こえるたび怖くて
陣痛が起こるたび痛くて
逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。

看護婦さんが点滴をしたり
出産の為の準備が整えられると
先生がきて
はじまった…
痛みをどう逃がしたらいいか
分からず、手を力一杯にぎってしまい点滴をさしてある穴から
血管が破裂して左腕は血だらけだった…
それさえも気が付かず
必死だった。
泣いて叫んで…
5時に無事女の子を出産した。


続く

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