ねぇ…大好きなのに。
私の電話が春樹に繋がった。
電話に直ぐ出た春樹。
「もしもし」
久しぶりに聞く春樹の声。
「なに?」
私は喜びと緊張感を隠しながら、電話越しの春樹に聞いた。
「お前今日学校?」
春樹の質問は、いつも遠回しだった。
「そうだよ」
私が答える。
「じゃぁ、遊ぼうよ」
「だから、学校だってば」
「え?お前行きたいの?」
「は?行かなきゃいけないの!」
「じゃぁ家きてね」
そして、電話は切れた。
私は、春樹に逢いたかった。
だから、バイト先を出ると急いで春樹の家に向かった。
そしてもうすぐ春樹の家が見えて来る頃、私は春樹に電話をした。
「もう着くよ」
私は面倒臭そうなふりをする。
「解った」
春樹は、それだけ言って電話を切った。
春樹の家に着くと、春樹の態度は冷たい。
それでも春樹と2人で居る時、私の心は、いつも穏やかになる。
それが、心地良かった。
その日春樹も私もやり直す事は、口にしなかった。
春樹は無口な人で、どんな事でも直ぐに表現しない人だった。
でも優しくて、解りやすい人だった。
その日私は、すごく幸せな気持ちのまま帰宅した。
私の顔から、笑みが絶え間無く溢れていた。
次の約束は無かった。
絶対また逢えると信じて、春樹からの電話を待ちながら、毎日を過ごしていた。
電話に直ぐ出た春樹。
「もしもし」
久しぶりに聞く春樹の声。
「なに?」
私は喜びと緊張感を隠しながら、電話越しの春樹に聞いた。
「お前今日学校?」
春樹の質問は、いつも遠回しだった。
「そうだよ」
私が答える。
「じゃぁ、遊ぼうよ」
「だから、学校だってば」
「え?お前行きたいの?」
「は?行かなきゃいけないの!」
「じゃぁ家きてね」
そして、電話は切れた。
私は、春樹に逢いたかった。
だから、バイト先を出ると急いで春樹の家に向かった。
そしてもうすぐ春樹の家が見えて来る頃、私は春樹に電話をした。
「もう着くよ」
私は面倒臭そうなふりをする。
「解った」
春樹は、それだけ言って電話を切った。
春樹の家に着くと、春樹の態度は冷たい。
それでも春樹と2人で居る時、私の心は、いつも穏やかになる。
それが、心地良かった。
その日春樹も私もやり直す事は、口にしなかった。
春樹は無口な人で、どんな事でも直ぐに表現しない人だった。
でも優しくて、解りやすい人だった。
その日私は、すごく幸せな気持ちのまま帰宅した。
私の顔から、笑みが絶え間無く溢れていた。
次の約束は無かった。
絶対また逢えると信じて、春樹からの電話を待ちながら、毎日を過ごしていた。
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