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ねぇ…大好きなのに。

[448]  春樹  2009-04-23投稿
亮と付き合い初めてから、1年。

私の心も体も限界だった。

亮は、絶対に私と別れてはくれない。

私が別れたいと言えば、亮は私を殴る。


別れどころか、私はたまにしか家に帰る事ができず、毎日亮と一緒にいた。

その日私は、少しの間家に帰る事になった。

亮に用事が出来たから。

亮の家から、私の家までは歩くと30分以上はあった。

私はその道を、一人自分の家に向かって歩いていた。

そんな時に思い出すのは、いつも春樹の事だった。

その日の私は、自分の感情に歯止めが効かず、携帯電話をポケットから取り出すと、春樹に電話を掛けてしまった。

「もしもし」

久々に聞く電話越しの春樹の声。

「亜弥だよ」

私は元気なふりをした。

「どうしたの?」

春樹の優しい声。

「別にどうもしないよ」

私は泣きそうになった。

「なんだよそれ、亮は?」

「今、亮いないよ。亜弥一人で家に帰ってる途中だから」

「そうなんだ、暇つぶし?」

「うん。」

春樹はいつも、私の気持ちを解ってくれている。

私は勝手にそんな気でいた。

それから、私が自分の家に着くまで春樹は電話に付き合ってくれた。

春樹の声を聞いてしまった私は益々、亮に逢いたくなくなり、その日の夜は自分の家で過ごす事にした。

もちろん亮の着信を無視して。

一人部屋で、ぼんやりして居ると私の頭の中が春樹の事で一敗になっていた。

そしてまた、私は春樹に電話した。

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