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ストーリィ・イン?

[200]  高柳美帆  2009-04-23投稿
「だーから、ちげーって!こうきたら、こうだって!」
と言って体をひねらせるカーフェイ。
…そんなこと言われて苦戦する私。
教えられたら注意される。その繰り返しだった。
体力には自信ないから、出来ないのだ…。
「も……ダメ……。」
私は、ペタンと座り込み息をきらした。カーフェイはため息をつきながら
「だらしねーなー…。わかった。少し休もう。」
と言った。
私は、剣をズリズリと引きずりながら座る所まで行く。カーフェイは、私の隣に座ると笑顔で話しかけてきた。
「そーいやーおまえ、セイントクロスもってんだってな!すげー…賢者ってなんかカッコイイな!」
「私は賢者じゃないよ… …。」
そう言う私だったが、カーフェイは背中をバシバシ叩きいいとばした。
「んな、自分を下げんなって!それに…。」
と言ってニカッと笑顔を見せて
「自分がどういう人か判断すんのは、自分で…てのもあるけど、周りの人の見方も大切なんだぜ!」
(周りの人…か…。)
カーフェイの言葉はその通りだと思う。確かに、私にとって自信のあるやつは、友達から弱点と見られた事もあったし…。

この言葉は設定にないからか、とてもジーン…とした。

その時、ふと 前を見るとウィンとフレアの姿が視界に入った。二人共、互いにとても楽しそうに笑っている。私は小説に、

[ウィンとフレアは、以前ウィンがフレアの護兵をしたのがキッカケで仲良くなり、最終的に婚約したのだった。]

と書いた。私はあの二人を見てカーフェイに聞いた。
「あの二人…婚約者同士…だよね…?」
明らかに知りつくしてる聞き方だったが、カーフェイは気にしないで答えた。
「ああ。まあ、ウィンはカッケーし、フレア様も美人だしな〜。」

流石に、姫様を呼び捨てできないからか、カーフェイは、フレアの事『様』を付けて呼んでる。まあ…当たり前っちゃあ 当たり前だけど。
「でも、いいよな〜〜…ウィンは…あんな美人の人と婚約すんだもん。陛下も許してるし。」
「カーフェイは…いないの?そーゆー人。」
カーフェイは、ちらり と私を見たがすぐに目をそらし、口を開いた。
「…いねー…つか、俺…もともと薄汚ねー悪党だったからさ…。」
それを聞いて私はハッと思い出した。カーフェイの過去…。

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