世界の果て―2―
いつも通りの退屈な授業。
国語の先生の話が長ったらしく、隼人は大あくびをした。
ふと左を見ると、青空と校庭がいい感じにマッチしている。
(いいな〜。やっぱこういう天気の日は、勉強じゃなくて部活とか体動かすことをする日だと思うんだよな〜)
外で体育してる一年を見ると無性に羨ましくもあり、憎らしくもある。
こっそりとため息をつき、教科書に目を落とした。
「…どうしたの、隼人くーん」
「…何だよ、いきなり」
隣の席にいる親友・明を睨み付ける。
「や、何かぼーっとしてるからさ」
「…悪いか」
「別に」
そう言って黒板をうつし始めた明を、何なんだと毒づきながら、今日の夢のことを考えた。
(…スゲー大事な気がすんだよなぁ。なんだっけかな?)
そんなことを考えてもきりがないと割り切ってみるものの、気づかないうちに思考を巡らせていた。
「やっと放課後だ!!」
勉強という拷問から解放された隼人は、大きく伸びをした。
「隼人ー!どっか行かねーか?どうせ暇なんだろ」
クラスメートのなかから声があがる。
いつもなら誘いにのる隼人だが、今日は何故か行く気がしなかった。
「わり!俺今日はパス」
止めようとする友人の声を振り切り、急いで学校の外に出た。
(俺、マジでどうしたんだろ?寝てる間に頭でもぶつけたのか)
自分で自分を不思議に思いながら、帰路についた。
(ま、こーゆー日は気晴らしにかぎるよな)
そんなことを考えいるうちに、家の前についていた。
「ただいまー」
返事がかえってこないことは分かっている。
ただの習慣みたいなものだ。
「はぁー」
高校生には似合わない、盛大なため息をついた。
その時だった。
国語の先生の話が長ったらしく、隼人は大あくびをした。
ふと左を見ると、青空と校庭がいい感じにマッチしている。
(いいな〜。やっぱこういう天気の日は、勉強じゃなくて部活とか体動かすことをする日だと思うんだよな〜)
外で体育してる一年を見ると無性に羨ましくもあり、憎らしくもある。
こっそりとため息をつき、教科書に目を落とした。
「…どうしたの、隼人くーん」
「…何だよ、いきなり」
隣の席にいる親友・明を睨み付ける。
「や、何かぼーっとしてるからさ」
「…悪いか」
「別に」
そう言って黒板をうつし始めた明を、何なんだと毒づきながら、今日の夢のことを考えた。
(…スゲー大事な気がすんだよなぁ。なんだっけかな?)
そんなことを考えてもきりがないと割り切ってみるものの、気づかないうちに思考を巡らせていた。
「やっと放課後だ!!」
勉強という拷問から解放された隼人は、大きく伸びをした。
「隼人ー!どっか行かねーか?どうせ暇なんだろ」
クラスメートのなかから声があがる。
いつもなら誘いにのる隼人だが、今日は何故か行く気がしなかった。
「わり!俺今日はパス」
止めようとする友人の声を振り切り、急いで学校の外に出た。
(俺、マジでどうしたんだろ?寝てる間に頭でもぶつけたのか)
自分で自分を不思議に思いながら、帰路についた。
(ま、こーゆー日は気晴らしにかぎるよな)
そんなことを考えいるうちに、家の前についていた。
「ただいまー」
返事がかえってこないことは分かっている。
ただの習慣みたいなものだ。
「はぁー」
高校生には似合わない、盛大なため息をついた。
その時だった。
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