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‐ドラゴン‐第九話「 無情 」

[291]  有朱  2006-07-13投稿
「キィ〜ン!!」
ガルダンがシンの前に立ちはだかりシンの剣を止めた。
「俺の邪魔をするなっ!!」
「これ以上こいつに手を出されたら困るんだわ。」
「煩いっ!!」
「食われたくなかったらおとなしくガキは椅子に座ってろ!!」
ガルダンはシンの胸ぐらを掴み椅子の上に投げた。
「くっ!!」
「・・・もう終わったか??」
イーザが呆れ顔でシンとキャットを見た。
「こんな奴に王が務まるとは思えないがな。クスクス。」
キャットは笑いながら席を立ち部屋を出て行きガルダンも後を追うように部屋を出た。
「また勝手に帰りよって・・はぁ。シン!!」
「ん??」
「キャットには関わるな。それと「ソルン」の城は今魔法師達に直させているが、お前の雷のせいもあり、時間がかかる。それまではリュウ。」
「はい!!」
「頼んだぞ。」
「分かりました!!・・シン後で俺についてこい。」
「・・・分かったよ。」



話し合いが終わり、シンとリュウは‐ビルカ‐へと向かった。

「ここが城だ。ついてこい。」
リュウが城に入るとシンはついて行った。三階に上り、突き当たりの一番端の部屋。
「ここがシンの部屋で、向かいの部屋がミケルの部屋な!!」
「おい!!ちょっとこい!!」
「・・・??」
リュウはシンに引き止められて、シンの部屋の椅子に座った。
「イーザはなぜキャットに関わるなと言った??」
「・・・危険だからさ。」
「危険??」
「キャットは俺らにも勝てねぇ。」
「ならなぜ国は「アルバス」のモノになっていない??」
「キャットは国に興味が無い。ただ強き者と戦う事にしか興味が無い。弱き者は容赦なく殺す。」
「アイツ性格悪そうだしな。」
「俺もリンクもいつ剣を向けられるか恐れている。」
「・・・何で??キャットが国取りに興味が無いならお前等が剣を向けられる事は無いんじゃないのか??」
「・・お前さぁ、ユアン・ガイザーの名を知ってるか??」
「あぁ。ミケルから昔聞いた事がある。俺が産まれる少し前に有名だった英雄だろ??」
「そうだ。キャットはそいつに育てられ、鍛えられたんだ。深くは知らないが、キャットは母しかいなかったらしく、その母が殺され天外孤独だったキャットを拾ったのがユアンだって話しだぜ。そして・・ユアンを殺したのはキャットだ。」
「・・えっ!?何で!!??」
「俺が知ってるのはここまでだ。」

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