月光に染まる魔王〜第六話〜
さあ、始めよう。
お前に与えられたのは
終焉の力、全てに終わり
をもたらす力…ただ、
お前を除いて…
「なんだ…これは…。」
不安定で形が定まら
なかった塊が徐々に
形を整えてく…。
「まさか、魔器を直接
使う…アーサー、
慎重にいくよ。でも、
時間勝負かも
しれないから…。」
来る…、殺気を感じる…
普通に過ごせば、こんな
殺気は持てない…。
何がそうさせる?
ただの女子高生が何故?
「貴女に問う、何故
このような事をする。」
しかし、少女は
「魔器を持ったくらいで
強気にならないで…。」
と聞く耳を
持たなかった。
困ったものだ、現状で
なら逃げるのも、
戦意喪失させるのも
できるかもしれない。
倒す事も…と考える事も
できる。それでも、
僕は逃げようとした。
「逃がさないよ…
それに学校の敷地内から
は出れないように
結界を張ったから…。」
僕は校門に向かって
走りだした。だが、
少女が追ってくる
様子はない。
校門の近くで違和感を
覚えた。何故風がない?
本当に結界を…
戦うしかないのか…
「…戦う前に質問する。
そこまでして戦う理由は
なんだ?意味は?」
少女は少し笑い
「何も知らないのね…」
とだけ言った。
何も知らない?それは
この非現実的な状態に
理由があると?
気付くと、両手に剣状の
何かがあった。武器…
(さあ、どうする?
目前の女と騎士を…)
まただ…また声がする…
どうする?戦意を喪失
させるだけだ。
そのためには、騎士を
倒すのが効率的だ。
真はゆっくりとその
距離を詰めた…。
初めて手にした武器…
その攻撃範囲を確かめる
ように距離を詰める。
最初の一撃…それが
勝負を決める可能性を
両者は感じてた。
お前に与えられたのは
終焉の力、全てに終わり
をもたらす力…ただ、
お前を除いて…
「なんだ…これは…。」
不安定で形が定まら
なかった塊が徐々に
形を整えてく…。
「まさか、魔器を直接
使う…アーサー、
慎重にいくよ。でも、
時間勝負かも
しれないから…。」
来る…、殺気を感じる…
普通に過ごせば、こんな
殺気は持てない…。
何がそうさせる?
ただの女子高生が何故?
「貴女に問う、何故
このような事をする。」
しかし、少女は
「魔器を持ったくらいで
強気にならないで…。」
と聞く耳を
持たなかった。
困ったものだ、現状で
なら逃げるのも、
戦意喪失させるのも
できるかもしれない。
倒す事も…と考える事も
できる。それでも、
僕は逃げようとした。
「逃がさないよ…
それに学校の敷地内から
は出れないように
結界を張ったから…。」
僕は校門に向かって
走りだした。だが、
少女が追ってくる
様子はない。
校門の近くで違和感を
覚えた。何故風がない?
本当に結界を…
戦うしかないのか…
「…戦う前に質問する。
そこまでして戦う理由は
なんだ?意味は?」
少女は少し笑い
「何も知らないのね…」
とだけ言った。
何も知らない?それは
この非現実的な状態に
理由があると?
気付くと、両手に剣状の
何かがあった。武器…
(さあ、どうする?
目前の女と騎士を…)
まただ…また声がする…
どうする?戦意を喪失
させるだけだ。
そのためには、騎士を
倒すのが効率的だ。
真はゆっくりとその
距離を詰めた…。
初めて手にした武器…
その攻撃範囲を確かめる
ように距離を詰める。
最初の一撃…それが
勝負を決める可能性を
両者は感じてた。
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