龍神族10
ターコイズの炎の中で、僕は思ったことがある。
大火事の連鎖を止めるだの、ターコイズを説得するだの、そんなものは関係無いということ。
だけど、もうダメだ。
それを伝えることも出来ない。 と、あきらめかけた、その時。
炎の中で、母さんが見えた。母さんは僕を産んですぐ亡くなったらしい。
そのお母さんがなぜ…?
(龍牙。 龍牙いらっしゃい。あなたはまだ死ぬべきではないわ。)
長くふわふわした髪に、太陽のような女性は僕を招いた。
ついていくと、僕は自然と炎を出ていた。
あと何秒か遅かったら、死んでいただろう。
余裕をこいていたターコイズはびっくりしていた。
(ターコイズ……。)
僕は、最後の説得に出た。
(今、もう一度人とうまくやっていく気持ちは、龍神族にあるのかい?)
ぐぉあぁぁあ!(…なぜそこまで人間をかばう!黙ってこちらにつけばいいものを!)
(…人間は、すばらしいんだ。うまく言えないけど、龍神族ともうまくやっていけるはず…)
ターコイズの表情が少しゆるんだ。
大火事の連鎖を止めるだの、ターコイズを説得するだの、そんなものは関係無いということ。
だけど、もうダメだ。
それを伝えることも出来ない。 と、あきらめかけた、その時。
炎の中で、母さんが見えた。母さんは僕を産んですぐ亡くなったらしい。
そのお母さんがなぜ…?
(龍牙。 龍牙いらっしゃい。あなたはまだ死ぬべきではないわ。)
長くふわふわした髪に、太陽のような女性は僕を招いた。
ついていくと、僕は自然と炎を出ていた。
あと何秒か遅かったら、死んでいただろう。
余裕をこいていたターコイズはびっくりしていた。
(ターコイズ……。)
僕は、最後の説得に出た。
(今、もう一度人とうまくやっていく気持ちは、龍神族にあるのかい?)
ぐぉあぁぁあ!(…なぜそこまで人間をかばう!黙ってこちらにつけばいいものを!)
(…人間は、すばらしいんだ。うまく言えないけど、龍神族ともうまくやっていけるはず…)
ターコイズの表情が少しゆるんだ。
感想
感想はありません。