次の日貴方が廊下でくれたとんぼ玉のストラップ
『あげる』と照れ臭そうに不器用さを見せる
黒にピンクの花が描かれた可愛いとんぼ玉
『ありがとう』と笑って答えた

さっそく携帯に付けた
嬉しくて何度も見た
携帯にストラッブは付けない
元々好きではなかったから
何年振りだろう
ストラップを付けるのは
何か違和感もあるけど新鮮な感じで嬉しくてたまらなかった
貴方に電話をする時も
メールをする時もこれからはこのストラップを見ながら
貴方を近くに感じられる様な気がした

多分貴方は私が思っている以上に私の事を考えてくれている

貴方は今日は会議があってその後も飲み会
でももう寂しくない
貴方がくれた物もあるし必ず私には報告をしてくれる
『この前は無理だったから今日こそ終わったら会いに行くよ』
そう言ってくれるのもありがたい
半分だけその言葉を信じて残業をする事にした
こんなにも仕事が苦じゃなくなるなんて
貴方という目標を見付けてから私は変わった

貴方に会える様に頑張ろう
貴方に会える時間まで頑張れた
本当は期待は半分以上しているから
少ない時間でも貴方に会いたい

だから信じて待つ事にした
必ず来ると信じてもいいよね

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