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汚染 104

[101]  ふく  2009-04-25投稿
目の裏に鮮やかに思い出したのは最後に見た貴方の表情と貴方の声

今こうして一人でいると
あの時やっぱり貴方と朝を迎えるべきだったと後悔する
言葉と気持ちは裏腹で
抑える事で自分を褒め
大丈夫と言い聞かせて自分を宥める

あの時貴方の手を離さずに貴方に着いて行けば
貴方の腕に抱かれ
貴方の胸に顔を埋めて眠れたら
一日の終わりに『おやすみ』を言えて
次の日の一日の始まりに一番に『おはよう』が言えたら

別れがもっと辛くなったとしても貴方と少しでも長くいられたら本当はもっと長く幸せを感じただろうに

貴方が私に『一緒にいて』と言った時
何も構わずに貴方の望みを叶えてあげられたら良かった

切なくてどうしてあげる事も出来なくて
貴方の事を一番に考えてあげられず
ただ都合の良い女になりたくないと意気地になってその想いを裏切った
自分の本音と欲望を隠す為に意志の力だけで笑った

寂しい思いもきっとさせた
『次は必ず』と約束を交わしたけどあの時のその寂しさを埋めてあげれたのは私だけだったのに

傷付けない様に『好きよ』と貴方に言ったけど
ごまかしにしか聞こえなかったかもしれない

早く会いたい
貴方の事大好きだったけど何だか違う
この胸のモヤモヤ
貴方の事ばかりで貴方が心配で不安で
些細な事も『貴方はどう感じただろう』と過剰に気にしてしまう
きっと今までの感情とは違う
この瞬間を感じてしまった
貴方に対する想い
『好き』ではなく『愛』に変わる瞬間

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