群青色の彼方に・・・01
日本海の上空10000フィートにF-15Cを操り飛んでいる二人の男がいた。
この先にとてつもない恐怖と混乱が始まろうとは思いもせずに・・・
「こちら徳原、三波隊長機へ」
「こちら三波、どうした徳原?」
「帰ったら飲み行きましょうね♪」
「作戦中だぞ!私語は慎め」
「あー、雲で周りもよく見えないし、本当は隊長も歌でも歌いたいくせに・・・なんだ?レーダーロックされた!ミサイル!?」
「徳原!かわせ!」
「かわした!今度は前から・・・ザザァ」
「徳原!どうした!応答しろ!」
三波は周りをみた、しかし雲で辺りは何も見えない。
「航空指令!こちら三波!応答せよ!」
無線が通じない。レーダーもよく映ってない、おそらく敵に電波妨害されたのだろう。
色々考えているとミサイルアラートが鳴り響く。
「なんなんだよ!こいつら!」
ミサイルをよけながら低空に逃げていると下にクジラのようなものが海上に浮かんでいる。
「なんだ?ありゃぁ?潜水艦?」
潜水艦は三波の姿に驚いたように、海上から姿を消してしまった。レーダーも映るようになった、電波妨害はおそらく潜水艦からだったのだろう。
すると少しの雲間から国籍不明機の姿が見えた。三波が乗る群青色とは正反対の色の真っ赤なF-15Cだった。
「こちら三波、航空指令応答せよ。」
「こちら航空指令、レーダーに一機しか映ってないぞ!何かあったのか?」
「徳原が国籍不明機にやられた。」
「なんだって?詳しくは戻ってから聞く」
「了解」
しばらく徳原との思い出を振り返りながら飛んでいると、航空指令から無線が入ってきた。
「国籍不明機の正体がわかったぞ。北朝鮮だ。今正式に宣戦布告してきた。」
「じゃあ徳原を落としたのも・・・」
「おそらくそうだろう。」
「わかった。日本でまた会おう。」
「了解、生きて帰ってこいよ。」
日本に近づくにつれてだんだん晴れてきた。
日本を眼下に見えてきたころには、雲一つなく、とてもきれいな空だった、しかし三波の目にはとてつもない不安と群青色の空の彼方に見え始めた、夜のような恐怖が映っていた。
この先にとてつもない恐怖と混乱が始まろうとは思いもせずに・・・
「こちら徳原、三波隊長機へ」
「こちら三波、どうした徳原?」
「帰ったら飲み行きましょうね♪」
「作戦中だぞ!私語は慎め」
「あー、雲で周りもよく見えないし、本当は隊長も歌でも歌いたいくせに・・・なんだ?レーダーロックされた!ミサイル!?」
「徳原!かわせ!」
「かわした!今度は前から・・・ザザァ」
「徳原!どうした!応答しろ!」
三波は周りをみた、しかし雲で辺りは何も見えない。
「航空指令!こちら三波!応答せよ!」
無線が通じない。レーダーもよく映ってない、おそらく敵に電波妨害されたのだろう。
色々考えているとミサイルアラートが鳴り響く。
「なんなんだよ!こいつら!」
ミサイルをよけながら低空に逃げていると下にクジラのようなものが海上に浮かんでいる。
「なんだ?ありゃぁ?潜水艦?」
潜水艦は三波の姿に驚いたように、海上から姿を消してしまった。レーダーも映るようになった、電波妨害はおそらく潜水艦からだったのだろう。
すると少しの雲間から国籍不明機の姿が見えた。三波が乗る群青色とは正反対の色の真っ赤なF-15Cだった。
「こちら三波、航空指令応答せよ。」
「こちら航空指令、レーダーに一機しか映ってないぞ!何かあったのか?」
「徳原が国籍不明機にやられた。」
「なんだって?詳しくは戻ってから聞く」
「了解」
しばらく徳原との思い出を振り返りながら飛んでいると、航空指令から無線が入ってきた。
「国籍不明機の正体がわかったぞ。北朝鮮だ。今正式に宣戦布告してきた。」
「じゃあ徳原を落としたのも・・・」
「おそらくそうだろう。」
「わかった。日本でまた会おう。」
「了解、生きて帰ってこいよ。」
日本に近づくにつれてだんだん晴れてきた。
日本を眼下に見えてきたころには、雲一つなく、とてもきれいな空だった、しかし三波の目にはとてつもない不安と群青色の空の彼方に見え始めた、夜のような恐怖が映っていた。
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