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大きな力

[127]  ふく  2009-04-25投稿
『どうしていつもそんなに悲しそうな顔をしているの?』
君が僕の頬に手を当てて言う

君のその優しい表情と手の温もりで涙が溢れそうになった
ただ息を飲み込んで君の目を見ていた

自分でも気付けなかった事を君が気付かせてくれる
知らず知らずのうちに背負って来た事
いつの間にか積載していた物
自分の中にある苦しみ

『大丈夫だよ、皆あなたが好きよ』
根拠の無い言葉でも
その君の言葉で肩に入り続けた力が静かに抜けた
思わず君を抱き締め泣いた

君の持つ力は大きい
僕の小さな気持ちまで読み取られていたんだと
何だか情けなくもあり
君には心底感謝をした

いつでも君は僕を見ていた
だからこうして僕の気持ちを楽にしてくれる

君の頬に触れた
見上げる瞳が輝いている
泣いているの
笑っているの
どうして君の頬を涙が伝うの
口元には笑みを浮かべ君が泣いていた
もう言葉は無いけど伝わる
『あなたは一人じゃない』と言ってくれている

僕が弱いから君が強くいてくれる
君に支えられ
君無しでは生きて行けない事も気付いた

涙を拭い合って
傷を舐め合い
キスを交わし笑い合った

『大丈夫』
君が言ってくれたから胸を張って生きて行ける
一人ではないから背負う物も分け合って行ける
君が教えてくれた

君に心配をさせないようにちゃんと笑うから
そしたら君もずっと笑顔でいてくれる

僕の為に言ってくれた事
僕の為に泣いてくれた事
本当にありがとう

君が辛い時
悲しい時は
僕が笑顔に変えてあげられるように強くなるから

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