愛さがし
朝いつものように赤いランドセルしょってアパートをでる。
オレンジの古びたアパート。
正面玄関をでたらすぐ左に曲がる。
次の角をまた左に曲がると学校到着。
うちは学校の真裏だからね。
道を挟んで右側の小路から男の人が歩いてきた。
「こっちおいで」手招きしてる。
『知らない人にはついていっちゃいけません』な、なんで行っちゃうのぉ?!
小路を入ってすぐ左がその人の家らしい。
その人は玄関のドアを開けてわたしを中に入れると「後ろ向いて、ちょっと待ってて」
何かもらえるのかな?
つ、つめた!…頭…え…頭に水かけられた…?
「ありがとう。もう行っていいよ」
すたすたわたしはまた玄関を通って右に曲がり、また右に曲がって歩いていく。
あ、加藤さん、「おはよ」
「おはよぅ。ねぇ、髪になんかついてるよ?」
「うん…は?水じゃないし。牛乳だった。なにあの人。変な人!」
誰にも言わなかった、本当のことは。
黒野さん頭に鳥の糞かけられたんだって、ってからかわれても構わなかった。
言わなくてよかった。
今の時代なら殺されてたかも。
バカ、わたし…
オレンジの古びたアパート。
正面玄関をでたらすぐ左に曲がる。
次の角をまた左に曲がると学校到着。
うちは学校の真裏だからね。
道を挟んで右側の小路から男の人が歩いてきた。
「こっちおいで」手招きしてる。
『知らない人にはついていっちゃいけません』な、なんで行っちゃうのぉ?!
小路を入ってすぐ左がその人の家らしい。
その人は玄関のドアを開けてわたしを中に入れると「後ろ向いて、ちょっと待ってて」
何かもらえるのかな?
つ、つめた!…頭…え…頭に水かけられた…?
「ありがとう。もう行っていいよ」
すたすたわたしはまた玄関を通って右に曲がり、また右に曲がって歩いていく。
あ、加藤さん、「おはよ」
「おはよぅ。ねぇ、髪になんかついてるよ?」
「うん…は?水じゃないし。牛乳だった。なにあの人。変な人!」
誰にも言わなかった、本当のことは。
黒野さん頭に鳥の糞かけられたんだって、ってからかわれても構わなかった。
言わなくてよかった。
今の時代なら殺されてたかも。
バカ、わたし…
感想
感想はありません。