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夫の浮気11

[535]  K子  2009-04-26投稿
お腹の子は順調に成長している。
夫は気が気じゃないらしい
もう一度説得するといって出かけていった。
数日して彼女は
中絶手術の同意書にサインすることと
手術当日付き添う事を条件にし、手術費用と慰謝料を要求してきた。

ホラ 産ム気ナンカ ナイジャナイ。

私は200万円用意した。
「手切れ金よ!」
夫は心底ホッとしたような表情を浮かべ
「ありがとう」と言って出かけていく。

帰って来た夫は
肩を落として
「ダメだった・・・やっぱり産むっていうんだ」
「お金は?」
「渡してない」
「金額言った?」
「イヤ その前に産むっていいだして・・・」
「そう、なら産めばいいじゃない。
あなたの子供だもの、いい子が生まれるわよ。」

本当ニ産ムカナ?

彼女の家族も友達たちも出産に反対しているらしい。
そして、彼女の父親が激怒して夫を訴えるといってきた。
夫も覚悟を決めたようだ。
馬鹿馬鹿シイ。

30過ぎた大人の恋愛に父親の出る幕じゃないのに。
私だって彼女を訴えてやりたい。
好きなだけ騒げばいい。

お腹の子は
身長5・6cmぐらいになり人間らしくなって心音も聞こえるようになっているはずだ。指だってちゃんと5本あるし、まぶたも出来てくる。
やっと中絶を決意したとの連絡が入いり
性懲りもなく「水子の供養」に一緒にいって欲しいと言ってきた。
夫に罪悪感を植え付けたいのだろう。
「生ゴミじゃないんだから供養するのはあたり前!
犬や猫だって焼いているでしょう。
胎児だってちゃんと供養するんだよ
病院には決まってるお寺があるの。
そんなこと一々感心しないでよ。」
私は水子の供養に夫が同行することを許さなかった。

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