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つながり(3)

[165]  ユミ  2009-04-28投稿
なぜか無性に悲しかった。
お金なんていらないのに…
しかも、こんなに…
コウキの犯罪名…
覚せい剤所持。
販売目的。暴行。など…
何度通っただろうか…
雑誌の差し入れ、シャンプー、手紙…
たった10分の面会時間。
何を話そうかいつも考えていた。
ある日、見知らぬ番号からの電話。
誰だろう?…
電話に出てみると、コウキの知り合いらしく、コウキの事で話があるから出てきてという。
家の裏の通りにべたづけされた高級車。
フルスモーク…
イヤな感じがした。
ドアが開くと、でかい男の人が二人。
車に乗り込むと、どこへ行くのか高速を飛ばした。
デカイ家。
そこには、電話してきた本人がいた。
いかにもヤクザっぽい。
時々シャツから見える、入れ墨…
緊張して中に入ると、その男の人は「ごめんな」と言い出した…
薬を売らせていたのは、この人らしい…
オレンジジュースが出てきた。
何かイヤな感じがした…
苦い…
薬?…
その男は、この家に住まないか?と言い出した。
生活費も出すからという。もちろん断ったが、かなり金まわりが良いようだ。
それから毎日のように連絡があったが、その人も逮捕され、それ以来連絡はとっていない。
そんな事があったのかは、コウキには言わなかったが…
コウキは留置所から裁判も終わり、刑務所にいった。
刑務所は身内しか面会が出来ない。
コウキは籍を入れて欲しいといってきた…
まだ未成年のユミには親の承諾が必要だった。
普通は無理だと言うだろう…
事情を話すと親は泣いていた。
会えない連絡がとれない日々…
だんだん気持ちが落ち着き、ユミは専門学校に行く事にした。
入学当日。
まわりは男だらけ…
女はユミ一人だった…
他に女子がいると聞いていたが…聞くと、どうやら辞めたらしい。
登校当日。
いつもの恒例、自己紹介…
みんな、どーやらイイ人そうだった。
3人の男子が声をかけてきた。
そのキッカケで仲良くなり、ボーリング、カラオケ、ドライブいろんな所に連れてってくれた。
その中で一番仲がよかったカズキ。
いつの間にか、2人で遊ぶ事が多くなっていった。
好きではなかったが、コウキを忘れる為ちょうどよかった。
なんとも言えない関係。
肉体関係。
でも彼氏はいらない。

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