携帯小説!(PC版)

嘆きの慟哭

[237]  毒苺  2009-04-29投稿

目の前を遮る 自己否定 虚しい戯れ
疑心のなか 囀る 嘆きの詩
誰を信じればいい 何を疑えばいい
自分を量る 自己嫌悪 溢れ返る
惰性のなか 囀る 嘆きの詩
此処には何もない 明日にも何もない

目隠しのメリーゴーランド 振り落とされないように
唯一のリアルに縋り付く 醜い兎は「寂しい」とも言えずに
両目を朱くして たくさんの泡を吐き出し 昏睡
慟哭

廻る廻る廻る 涙と苦痛
苺のシロップにギュッと詰め込んで
大きなお口を開けて
それを食べてしまいましょう
劇的なくらい 苦く甘い
人生の味ってもんでしょうか
一筋縄では溶けません

神隠しのメモリー 忘れた顔なんて気にしないで
目の前のリアルで潰れたおめめ 奇妙な兎は「イタィ...」と呟いて
瞳を握りしめ たくさんの泡を吐き出し 昏睡
慟哭

廻る廻る廻る 涙と苦痛
苺のシロップにギュッと詰め込んで
大きなお口を開けて
それを食べてしまいましょう
劇的なくらい 苦く甘い
人生の味ってもんでしょうか
一筋縄では溶けません

えぐるえぐるえぐる 運命と輪廻
涙のドロップを二度と繰り返さぬよう
大きなお口を開けて
それを飲み込んでしまいましょう
劇的なくらい 苦く甘い
肉親の味ってもんでしょうか
私の味とよく似ています

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