七つ目の七不思議(13)
ベキッ!!
鈍い音が立ち、こっくりさんの拳が放送室のドアにめり込んだ。
「な…何なの!?」
間一髪でよけた愛子と知香は恐怖で目を見開いた。こっくりさんは2人を交互に見ると、再びつかみかかろうとした。
「いやっ!」
「愛子!逃げるよ!」
知香は愛子の手を掴むと全力でその場から逃げ出した。2人の背後からこっくりさんのものと思われるドスの利いた雄叫びが響き渡った。
「鈴木先生!?」
美映の放送が鳴り響いた直後、鈴木が急に倒れ、桜と直史が駆け寄ると、顔は真っ青で白目をむき、喉の奥から絞り出したかのような唸り声を上げていた。
「た…田神くん…どうしよう…」
「どうするって言われても…」
桜は鈴木に駆け寄ると、肩を叩いて呼びかけた。「鈴木先生?鈴木先生!大丈夫ですか!?」
桜が言うと、鈴木は急に起き上がり、桜を押し倒すと首を絞めた。
「鈴木先生!?」
直史が桜の首から鈴木の手を引き剥がそうとするが、全く離れなかった。「くっそ…離れろって!」
直史は鈴木に体当たりすると桜の首から鈴木の手が離れ、横の壁に激突した。桜はむせながら起きあがると、鈴木から離れた。
「ゥゥ…」
鈴木は白目のまま直史に顔を向け、飛びかかるように襲いかかって来た。「田神くん!」
直史は鈴木の攻撃を避け、飛び退くと鈴木はすぐ後ろにあった階段から落ちていった。
「…。」
2人が階段から落ちて踊場に倒れている鈴木を見ると、頭から血を流し、痙攣していた。
「…嘘でしょ…」
「とにかく…ここから離れよう!」
2人は階段を後にした。
鈍い音が立ち、こっくりさんの拳が放送室のドアにめり込んだ。
「な…何なの!?」
間一髪でよけた愛子と知香は恐怖で目を見開いた。こっくりさんは2人を交互に見ると、再びつかみかかろうとした。
「いやっ!」
「愛子!逃げるよ!」
知香は愛子の手を掴むと全力でその場から逃げ出した。2人の背後からこっくりさんのものと思われるドスの利いた雄叫びが響き渡った。
「鈴木先生!?」
美映の放送が鳴り響いた直後、鈴木が急に倒れ、桜と直史が駆け寄ると、顔は真っ青で白目をむき、喉の奥から絞り出したかのような唸り声を上げていた。
「た…田神くん…どうしよう…」
「どうするって言われても…」
桜は鈴木に駆け寄ると、肩を叩いて呼びかけた。「鈴木先生?鈴木先生!大丈夫ですか!?」
桜が言うと、鈴木は急に起き上がり、桜を押し倒すと首を絞めた。
「鈴木先生!?」
直史が桜の首から鈴木の手を引き剥がそうとするが、全く離れなかった。「くっそ…離れろって!」
直史は鈴木に体当たりすると桜の首から鈴木の手が離れ、横の壁に激突した。桜はむせながら起きあがると、鈴木から離れた。
「ゥゥ…」
鈴木は白目のまま直史に顔を向け、飛びかかるように襲いかかって来た。「田神くん!」
直史は鈴木の攻撃を避け、飛び退くと鈴木はすぐ後ろにあった階段から落ちていった。
「…。」
2人が階段から落ちて踊場に倒れている鈴木を見ると、頭から血を流し、痙攣していた。
「…嘘でしょ…」
「とにかく…ここから離れよう!」
2人は階段を後にした。
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