携帯小説!(PC版)

トップページ >> ノンジャンル >> 幸せですか?

幸せですか?

[239]  ママン  2009-04-30投稿
私は16歳で娘を産みました。
相手は、同い年の男なんだけど、お互いまだ子供、だけど私はどうしても産みたかった。

私は小さい時に父を亡くし、母が苦労して私をここまで成長さしてくれた。
そんな母は、勿論子供を産むなんて反対。

私は、母に泣きながら土下座しお願いした、母は悲しげに重たい首をたてにふってくれた。

私は相手の実家に、お世話になる事になり、幸せな人生を送るはずだったのだが、やはりお互い子供で遊びたいざかり、男はほぼ家におらず、男の母親と気まずい毎日だった。

それでもお腹の赤チャンの事を思うと不思議と耐えれた。

長かった月日も、出産の日になれば忘れ、不安と、喜びで、顔は苦笑いな感じだったと思う(-.-;)
(オギャ−オギャ−)

私には「愛」と言う名の娘が生まれました。

「可愛い…愛情いっぱい育ててあげるね」

愛が2歳になる頃、私もまだ18歳だし、「遊びたい…」そんな誘惑に負けて、男の親に愛を預け、遊びほうけていた毎日だった。

そんなある日、男の親から出て行くように言われ、多分愛も、おいていけって言われるやろな…と思っていた、私は勇気を出して「愛は私が連れていくよ」
って言ったら、案外アッサリOKしてくれた。

私と愛は、私の母と一緒に住む事になり、私は母に甘え、前以上に愛をおいて遊び回っていた。


明け方家に帰ると、私の母だけがいた、「愛は……?」
私が聞くと、
母は何も答えなかった、

「愛はどこ…?」

私は狭い家の中を探し回ったが、やっぱり愛はいなかった。

ようやく口を開いた母が、「愛は向こうの親に帰したよ…」

「えっ?」

頭の中が、愛でいっぱいになり、おかしくなりそぅだった。

私は毎日毎日泣いた…ご飯もろくに食べず、ひたすら毎日泣いた…、

それから3ヶ月がたち、そんな私を見かねた母が、相手の親に頭を下げた。「愛を返して下さい!」
当然そんな甘い話しが通じるはずもなかった。


あれから私は37歳になり、毎日愛の事を忘れた事はありません…

そんな愛も今では21歳、2歳の息子がいて親子3人で仲良く暮らしているそうです。

愛といた時間は少しだったけれども、私はとても幸せでした。

感想

感想はありません。

「 ママン 」の携帯小説

ノンジャンルの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス