desteny??
気を失っていた―\r
どれ位の時間が経って居たのかは分からなかった。
気が付いて、恐る恐る、目を開けると、目の前は暗闇だった。暑くて、ゴーっと言うエンジン音の様な音が聞こえた。身体は、くの字に折り畳まれた状態だった。手と脚と口は、何かで、拘束されていた。此処は、車のトランク―\r
直ぐに、理解出来た。中川にスタンガンで気絶されられ、私は、此処に押し込まれたと言う事を―\r
「うぅっ・・・、うぐぅ・・・。」
言葉を発して、助けを求める事も、最早、無駄だった。私の傍らには、持っていた鞄が有った。暗くて、確認が取れなかったが、鞄の中で、光っている携帯電話が見えた。さっき、電話を取らなかった、淳からかも知れない。必死に、携帯電話を取ろうとしたが、動けなかった。
恐くて、この先の事を想像するだけで、涙が溢れた。
そして、あの日の事も―\r
少しして、車は、どこかで停まった―\r
エンジンの音が消え、ガサガサと言う足音が、トランクの方へ向かって聞こえて来た。
ガチャンと言う音がして、外の光が目の前に入った。
「香里ちゃん、おはよう。起きてたんだね・・・。」
口に貼られた粘着テープのせいで、話す事も出来なかった。
「うっ、うんっ・・・うぐ。」
放して・・・。止めて、何をするつもり?
何を言っても、伝わら無くても、黙って居られ無かった。
「此処ねぇ、山の中。親父の別荘が有るんだよ。今から、何されるのか知りたい?」
「ぅぅんっ、うっ・・・。」
「口くらい、自由にしてあげるよ。ほら。」
口の粘着テープが剥がされた。
「うっっ!!!痛いっ・・・。何するのっ?!!」
「説明は、要らないと思うよ?香里も、もう大人だから解るでしょ。五年前から、香里の事が、忘れらんねぇんだよ。探してた、お前の事。まさか、麗華の友達だったとはねぇ?あっちゃんとは、したの?セックス・・・。」
中川の目は、あの日に見た、恐ろしい目だった。恐怖感が一気に波の様に、襲って来る―\r
「放してよ・・・。止めて。」
無駄な抵抗だと判っていても、淳や麗華の顔が頭に浮かび、何としても、逃げ出そうと考えていた。
「麗華も心配してたよ?香里が気分悪いって言うからさ・・・。俺の顔見て、気分悪くなったんでしょ?まぁ・・・、良いや、行こうか。」
中川は、軽々と私をトランクから持ち上げた。粘着テープで固く固定された手と脚を、何とか動かしながら、抵抗した。
「動くんじゃねぇ、もう・・・、逃げられ無いよ。」
もう、私にはどうしようも出来なかった―\r
どれ位の時間が経って居たのかは分からなかった。
気が付いて、恐る恐る、目を開けると、目の前は暗闇だった。暑くて、ゴーっと言うエンジン音の様な音が聞こえた。身体は、くの字に折り畳まれた状態だった。手と脚と口は、何かで、拘束されていた。此処は、車のトランク―\r
直ぐに、理解出来た。中川にスタンガンで気絶されられ、私は、此処に押し込まれたと言う事を―\r
「うぅっ・・・、うぐぅ・・・。」
言葉を発して、助けを求める事も、最早、無駄だった。私の傍らには、持っていた鞄が有った。暗くて、確認が取れなかったが、鞄の中で、光っている携帯電話が見えた。さっき、電話を取らなかった、淳からかも知れない。必死に、携帯電話を取ろうとしたが、動けなかった。
恐くて、この先の事を想像するだけで、涙が溢れた。
そして、あの日の事も―\r
少しして、車は、どこかで停まった―\r
エンジンの音が消え、ガサガサと言う足音が、トランクの方へ向かって聞こえて来た。
ガチャンと言う音がして、外の光が目の前に入った。
「香里ちゃん、おはよう。起きてたんだね・・・。」
口に貼られた粘着テープのせいで、話す事も出来なかった。
「うっ、うんっ・・・うぐ。」
放して・・・。止めて、何をするつもり?
何を言っても、伝わら無くても、黙って居られ無かった。
「此処ねぇ、山の中。親父の別荘が有るんだよ。今から、何されるのか知りたい?」
「ぅぅんっ、うっ・・・。」
「口くらい、自由にしてあげるよ。ほら。」
口の粘着テープが剥がされた。
「うっっ!!!痛いっ・・・。何するのっ?!!」
「説明は、要らないと思うよ?香里も、もう大人だから解るでしょ。五年前から、香里の事が、忘れらんねぇんだよ。探してた、お前の事。まさか、麗華の友達だったとはねぇ?あっちゃんとは、したの?セックス・・・。」
中川の目は、あの日に見た、恐ろしい目だった。恐怖感が一気に波の様に、襲って来る―\r
「放してよ・・・。止めて。」
無駄な抵抗だと判っていても、淳や麗華の顔が頭に浮かび、何としても、逃げ出そうと考えていた。
「麗華も心配してたよ?香里が気分悪いって言うからさ・・・。俺の顔見て、気分悪くなったんでしょ?まぁ・・・、良いや、行こうか。」
中川は、軽々と私をトランクから持ち上げた。粘着テープで固く固定された手と脚を、何とか動かしながら、抵抗した。
「動くんじゃねぇ、もう・・・、逃げられ無いよ。」
もう、私にはどうしようも出来なかった―\r
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