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触れること?

[312]  高柳美帆  2009-05-01投稿
−それは、ちょっとした出来事から始まった。

俺が、原付きで走らせてる途中…零が……俺が通ってた大学の同僚と、仲良さげに話してた…。

その同僚は、決して仲が良い訳ではない。互い仲が悪くて(仲良くする気もない。)互いにシカトしまくる。

まあ…他の奴……も…あまり許せんけど、特にアイツは許せん。


俺は零にアイツの事を聞こうかと考えたが、聞かなかった…。多分、コエーんだと思う。聞いたら…俺は怒りの余り……悔しさの余り…零に、一生残る傷をつけるかもしれねぇから…。

零が、恐怖で染めた瞳で俺を見てくんのは、死んでも絶対に見たくねぇ。

「…凪…?」
零が俺の顔を覗き込んで話しかける。心配するような目で、俺に声をかける。
手が…零の本当に華奢な手が、俺に触れようとする。別にきにしないが…アイツと話してた後の手…そう考えずにいられなかった…。
「さわんなっ!!」
「……!?」
目をパチクリさせて零は俺を見る。
…しくった…思わず叫んじまった…。
俺は、少し落ち着かせてから穏やかだと思う声で答えた。
「悪い…。大丈夫だ…。……ごめんな、零…。」
零は、その声を聞いた後も驚いた顔をしていたが、俺に優しく微笑み
「…無理しないでよ?…凪…たまに無理しすぎて自分見失うから…だから…キツイ時は言って?」
…オメーのせいだよ。オメーの。
…だが、そんな思いを胸にしまい、
「…ああ…。」
と、残るような声で返した。

その時から、俺は何やらひっかかる…良くない事が起こるような…そんな感じにみまわれた…。

そんな事があった、数日後の−−−

寒い冬の夜…












俺は…







飲酒運転してた奴に…









はねられた……。

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