さがし人 第一話
〜プロローグ〜
今日も朝から点滴。点滴は嫌い。だって痛いから。
でも、おかーさん達に心配かけたくないから、いい子でいる。
でも、ね。
やっぱり退屈なんだ。もっと、もっと、外で遊びたい。
だから、君を見つけることが出来たんだと思うんだ。
退屈に飢えていたから。
まだ夏が始まる前だったと思うよ。君は誰かのお見舞いに来てたのかな?
わたしの病室のすぐ外を、とても嬉しそうに走ってた。
窓越しに映る君の笑顔が輝いて見えた。
羨ましかった。
だから、私も一緒に君の隣にいたかった。
一緒に、元気に、君と遊びたかった。
君は、いつも病院に来ていたね。
だから、いつも見てたんだ。君も気づいたのみたいで、話かけてくれたことが、あったね。
その時の約束を覚えてくれてたらいいな。
君のこと考えると、心の中にある風船が大きくなってくんだ。
それが、恋ってことに気づいたのは、もっと後になってから。
いつの間にか、君は来なくなって、わたしの日常が帰って来た。
だから、わたしは元気いっぱいな女の子になって、君に会いにいく。
そのことを目標に生きてきたんだよ。
“約束”の日まであとすこし。
君が“約束”を覚えてくれてたらいいな。
そんなことを考えながら入学前夜は更けていった。
今日も朝から点滴。点滴は嫌い。だって痛いから。
でも、おかーさん達に心配かけたくないから、いい子でいる。
でも、ね。
やっぱり退屈なんだ。もっと、もっと、外で遊びたい。
だから、君を見つけることが出来たんだと思うんだ。
退屈に飢えていたから。
まだ夏が始まる前だったと思うよ。君は誰かのお見舞いに来てたのかな?
わたしの病室のすぐ外を、とても嬉しそうに走ってた。
窓越しに映る君の笑顔が輝いて見えた。
羨ましかった。
だから、私も一緒に君の隣にいたかった。
一緒に、元気に、君と遊びたかった。
君は、いつも病院に来ていたね。
だから、いつも見てたんだ。君も気づいたのみたいで、話かけてくれたことが、あったね。
その時の約束を覚えてくれてたらいいな。
君のこと考えると、心の中にある風船が大きくなってくんだ。
それが、恋ってことに気づいたのは、もっと後になってから。
いつの間にか、君は来なくなって、わたしの日常が帰って来た。
だから、わたしは元気いっぱいな女の子になって、君に会いにいく。
そのことを目標に生きてきたんだよ。
“約束”の日まであとすこし。
君が“約束”を覚えてくれてたらいいな。
そんなことを考えながら入学前夜は更けていった。
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