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LOVE&STAR〜恋の光 6

[342]  YUNA.  2009-05-04投稿



―放課後。


私とミサは、軽音楽の部室へ行った。


「今日の朝礼、何なんだろうねっ。安藤の奴」


今さらのように、ミサは思い出した。


「あと、この時計ね」


私はポケットにしまいっぱなしな時計を取り出した。


「よっ」


ふと、視界が暗くなった。


「誰ー?!」


「放してよっっ」


視界が明るくなった。


「わわっ、先輩…」


「先輩にそんな言葉、いいのかなあ〜??」


高杉先輩が、意地悪そうに言う。


「スミマセンっ」


ミサと私は、ペコペコと頭を下げた。


「いえいえ。こっちも悪かったし。そこまでは」

と、神谷先輩。


「ん?何持ってんだよ?」


高杉は強引に、私が持っていた時計を奪った。


「時計…?」


高杉先輩は、時計を光にかざした。


「うっ…」


とたんに、神谷先輩は大勢を崩し、よろめいた。


「レン?」


「あっ、いや…。ちょっとトイレ行って来るわ」


「お…、おう」


ミサと私は、顔を見合わせた。


「…にしてもさ」


高杉先輩は、私に時計を返した。


「ボロすぎね?」


「そうなんですよ。友達に貰ったんですけど、その友達も変わり者で…」


私はそう言うと、時計をポケットにしまった。


「はい、そこに直れー」


軽音の顧問、丸山(先生)が来た。


彼は元ヤンで、今はプロ級のギタリストとして活躍中。


そんなプロが、


訳が分からないが


ここの顧問を務めている。


部員は皆、それぞれの列に並んだ。


この教室には、ホワイトボード以外は何も無い。

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