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LOVE&TRUTH〜恋の光 8

[332]  YUNA.  2009-05-04投稿



「三浦さん、あの時計、何なの?」


私は教室に入って来た三浦さんを捕まえ、


私と目を合わせた。


「別に?あれ、まだあるの?今すぐ出せるなら教えてあげる」


三浦さんは強気で言う。


私は時計を取り出した。


「これね、霊感がある人には効果があるみたいなんだけど…」


「何?」


「これね、未来と過去が分かるのよ。不思議でしょ?」


私はムカッとした。


しかしそれを察するように、


「まあ、ふざけてるって思うんなら、


それは井上さんが正解よ。誰だって、


なんかの童話だろって言うもの」


私はしばらく悩みながら、


この時計を三浦さんに返した。


そしてミサの所へ行こうとすると、


「待って!」


と呼び止めた。


「持っていて。反応する人が現れるはずだから。

ってか、もう現れたみたいだから…」


私は嫌々、時計を受け取った。


「ありがとう」


私は腹を立たせながら、


ミサに駆け寄った。


「もう、意味分かんないんだよ。三浦さん」


私はミサに、一部始終を話した。


「確かにね。信じる人も少ないと思う」


私は頷いた。


「でも、本当かもよ?」


「へ?」


ミサの真面目な顔に、


思わず吹き出しそうになってしまった。


「ほら、昨日の神谷先輩の事だよ」


私はハッと思い出した。


「時計を見たとたんに、目眩みたいなのが…」


「偶然だよ、偶然!」


何だか怖くなって来た。


もし本当なら、


私が霊感を持ち始めた時が怖い。


毎日のようにうなされるのだ。


私は笑い飛ばしながら、


自分の席に着いた。



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