携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> LOVE&TRUTH〜恋の光 10

LOVE&TRUTH〜恋の光 10

[373]  YUNA.  2009-05-05投稿



―放課後。


私達は、また部室へ向かった。


「マジありえねーし」


雷の様な声が耳を走る。


愛先輩だ。


隣にいるのは、舞先輩。


「よっ」


…高杉先輩だ。


ミサに視線をやる。


愛先輩がこっちを見ている。


「こんにちは」


私達は、深々と頭を下げた。


そして何も会話をしないようにと、


自分達のバンドの位置に着いた。


手には汗を掻いていた。


冷や汗だ。


「二人、ちょっと来な」


部室のドアを開けて、愛先輩が手招きしている。


相手は私とミサだ…。


「はいっ」


私達は部室を出る。


「あのさぁ、愛の雄輔に近寄んないでくんないかなぁ〜???」


「スミマセンッ」


深々と頭を下げる。


「おい愛ー」


高杉先輩の声だ。


愛先輩は、とっさに部室へ戻る。


「何かしたっけ?」


ミサが問いかける。


「さあ?」


私は首を傾げる。


二人は部室へと戻った。


「今日は顧問休みだってえ〜」


誰かが叫ぶ。


「よっしゃー!」


と、山本先輩。


「帰ろーぜ!撤収、撤収〜♪♪」


次々と部室から人が消えていく。


「私達も帰ろっか」


ミサは頷く。




―また、昨日と同じ夕暮れだ。


でも、昨日よりは部活が無かった為に明るい。


私はミサと別れた後、


個人的に小学校時代に遊んだ公園に寄った。


…誰かいる。


ベンチで同じ高校の男子が座っている。


目が悪くて、顔が見えない。


「あっ、井上じゃん」


この声、松本だぁ!!


私は小さくスキップしながら駆け寄った。


「何でこんな所に?」


「俺は…、懐かしみたかったからかな!」


笑顔もまたカッコイイ!


私は、男子とこんな近距離で話した事は、幼稚園以来なかった。


感想

感想はありません。

「 YUNA. 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス