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LOVE&TRUTH〜恋の光 13

[468]  YUNA.  2009-05-05投稿



―こうして喧嘩は、


高杉先輩達の勝利となった。


「ザッとこんなトコだな」


「本当に本当に、ありがとうございますっ」


私と松本は、何度も頭を下げた。


「別に、当たり前だろ」


と、近藤先輩。


「近チャン、何カッコつけてんだよ〜」


山本先輩は相変わらず、またいじられていた。


「ま、気持ちを正直に伝えれば伝わんじゃね?」


と、神谷先輩。


…へ??


私まだ何も。


「じゃあな!」


高杉先輩達は手を振った。


姿が見えなくなると、


公園に残されたのは、松本と二人になった。


「あっ…、あのさ」


私は松本の目を見た。


「あたし…ねっ」


松本は私の顔を見た。


ヤバイ…、死ぬ〜〜↑↑


「松本の事が…」


彼は、一言一言に


相づちをしてくれた。


やっぱり優しいな。


「好きなのっ!!」


あぁ〜、言っちゃったよぉ〜〜


フラれたらどうしよ…。


勢いって恐ろしいな〜


少しだけ松本の表情を伺った。


彼も同じく、顔を真っ赤にしている。


もう二人きりのチャンスなんて無いもん!


「…告ってくれて嬉しい…よ、俺…、あの…」


こんな子供っぽい松本は初めて見た。


「俺も井上が好きだー!!」


いきなりの大きな声に、


思わず吹き出しそうになった。


いや、でも今はそんな場合じゃない。


夢みたい…!!


「本当に?」と私は何度も聞き返してしまう。


これで「嘘」と返って来たら…ううん、


今は関係ない。嬉しい。


「ありがとう」


私はこの日一番の涙を流した。


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