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七つ目の七不思議(20)

[691]  彩茶  2009-05-06投稿
そのころ、放送室では…「ふふ…今頃みんな逃げ回っているんでしょうね…」
美映は十円玉に指を置いたままクスクス笑って、手元の文集の1ページを見ていた。
「え…」
美映はそこに書かれていたある言葉に目が止まった。
「え…うそ…そ…んな…」

2人が見た文集にはこのように書いてあった。
〔その世界で殺されたまた、死んだ人間は本当に死んでしまう。〕
「じ…じゃあ…知香ちゃんや織田くんは…」
「本当に…死んだ…」
2人が顔を見合わせるどバキィッ!゙とドアを突き破ってこっくりさんが入ってきた。
「「!!!?」」

「くそっ…美映のやつ…いろんな奴巻き込みやがって…」
愛子が廊下を歩いていると大きな穴が見えた。愛子は織田が殺されたことを思い出し、身震いした。
「早く…こんな鬼ごっこ終わらせないと…」
愛子が穴を避けて通ろうとすると誰かに背中を押された。
「え…。」
愛子が振り返って押した人物を見ると、押したままの体制で止まっている校長がいた。
「う…そ…」
愛子はそのまま下の階に頭から落ちていった。

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