ゴールは目の前
今何をしたらいいかわからない。それが私の本心。
私はミニバスケットボールをやっていた
「美波ちゃん」
キャプテンが呼んでいる。
今最高学年の六年生が私とキャプテン、大澤凛しかいない。
私は五年生の秋、この瀞唱ミニバスに入った。
入ったばかりなのに副キャプテン、申し訳ない。
しかも、
「私登録いってくるね。」
「あ…うん…」
ものすごい人見知り、ミニバス体験初日、こんなキャラを作ってしまった。
また、すごい小心者の癖に背がでかい。
入ったばかりで高学年の練習に加わるはずもなく、低学年の練習をする。低学年の子達より頭が二つ飛び抜けている。
はっきり言って、恥ずかしい。
五年生に背の大きい、芽依科ちゃんという女の子がいて、その子は私が入る一カ月まえ、入団したという。
その子とは親しくできた。
嬉しかった。
私は今総合体育館にいる。
試合だ。
はっきり言って私のチームは
弱い。
試合結果が、大差で負けるか僅差で勝つ。
勝ったことは…新人戦でなんとか。
そして今、桜丘との対戦が始まろうとしている。
「飛べ!飛べ!美波!飛ーべ!オー!」
このかけ声、ジャンプボール。
これだけは負けたくない。
変なジャンプボールに対する
プライド。
結局負けた。
背が高いと不便だ。
コーチに
「リバウンドはおまえにしかとれない。」
などと言われる。
私がディフェンスする相手は背が高いだけずんぐりしている人が多い。
たまにコーチに言われたことと全く正反対のことを監督に言われる。
本当にどうしたらいいかわからない。
コーチが増え、良かったものの、いまは基礎的な練習ばかり。
でも、ある意味嬉しい。
試合はなぜだかやだ。
男子対女子でやり、私がでた回に男子22点、女子0点だったとき、わたしがでない回に女子が8点とっている。
私は…足手まといなんだと思ってしまう。
でもバスケが好きだ。
好きなことを嫌いになるのは辛い。
だから?
というより私は本当にバスケが好きなの?
たった今、わかった。
練習が終わった後、私のお母さんがバレーボールをする。なので少し練習できる。
その時、笑っていた。
私はミニバスケットボールをやっていた
「美波ちゃん」
キャプテンが呼んでいる。
今最高学年の六年生が私とキャプテン、大澤凛しかいない。
私は五年生の秋、この瀞唱ミニバスに入った。
入ったばかりなのに副キャプテン、申し訳ない。
しかも、
「私登録いってくるね。」
「あ…うん…」
ものすごい人見知り、ミニバス体験初日、こんなキャラを作ってしまった。
また、すごい小心者の癖に背がでかい。
入ったばかりで高学年の練習に加わるはずもなく、低学年の練習をする。低学年の子達より頭が二つ飛び抜けている。
はっきり言って、恥ずかしい。
五年生に背の大きい、芽依科ちゃんという女の子がいて、その子は私が入る一カ月まえ、入団したという。
その子とは親しくできた。
嬉しかった。
私は今総合体育館にいる。
試合だ。
はっきり言って私のチームは
弱い。
試合結果が、大差で負けるか僅差で勝つ。
勝ったことは…新人戦でなんとか。
そして今、桜丘との対戦が始まろうとしている。
「飛べ!飛べ!美波!飛ーべ!オー!」
このかけ声、ジャンプボール。
これだけは負けたくない。
変なジャンプボールに対する
プライド。
結局負けた。
背が高いと不便だ。
コーチに
「リバウンドはおまえにしかとれない。」
などと言われる。
私がディフェンスする相手は背が高いだけずんぐりしている人が多い。
たまにコーチに言われたことと全く正反対のことを監督に言われる。
本当にどうしたらいいかわからない。
コーチが増え、良かったものの、いまは基礎的な練習ばかり。
でも、ある意味嬉しい。
試合はなぜだかやだ。
男子対女子でやり、私がでた回に男子22点、女子0点だったとき、わたしがでない回に女子が8点とっている。
私は…足手まといなんだと思ってしまう。
でもバスケが好きだ。
好きなことを嫌いになるのは辛い。
だから?
というより私は本当にバスケが好きなの?
たった今、わかった。
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その時、笑っていた。
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