エルファ・人形残酷物語21
「ウィアンッ!! ミャーミャーッ!! ミャーミャーッ!!」
部屋の扉に向かって、キディは泣き叫んでいた。
ママに投げつけられて、片足を挫いている。
それでもキディは、足を引きずりながら歩く。
そんな我が子の苦しみなんか気にも止めず…
エルファはディックとの電話に夢中だった。
「エルファ、そろそろ結婚しねえか?」
ディックの意外な言葉である。
「マア、ケッコン!」
「オレの方も大体落ち着いて来たし、いつでもお前と一緒に暮らしたいと思ってるんだ」
「ウレシイワ。アナタト、ケッコン、デキルナンテ、ユメノヨウ」
「問題はガキだな?
お前んトコ、30体もいるんだろう?」
「カズハ、オオイイシ。 バカ、バッカリデ」
コラ、お前が言うな。
「テキトーにイイのを選んでよ、後は棄てるか殺しちまえよ?」
おい、コラ!
随分と残酷な事を平気で言う男人形だ。
何とエルファは…
表情変える事無く、淡々とした口調で言った。
「イイワ、ディックノ、ハンダンニ、マカセル」
「むさ苦しい人間どもの所から離れてよ、オレたちだけで暮らしてえ。
ガキなんて、ほんの少しで十分だ」
部屋の扉に向かって、キディは泣き叫んでいた。
ママに投げつけられて、片足を挫いている。
それでもキディは、足を引きずりながら歩く。
そんな我が子の苦しみなんか気にも止めず…
エルファはディックとの電話に夢中だった。
「エルファ、そろそろ結婚しねえか?」
ディックの意外な言葉である。
「マア、ケッコン!」
「オレの方も大体落ち着いて来たし、いつでもお前と一緒に暮らしたいと思ってるんだ」
「ウレシイワ。アナタト、ケッコン、デキルナンテ、ユメノヨウ」
「問題はガキだな?
お前んトコ、30体もいるんだろう?」
「カズハ、オオイイシ。 バカ、バッカリデ」
コラ、お前が言うな。
「テキトーにイイのを選んでよ、後は棄てるか殺しちまえよ?」
おい、コラ!
随分と残酷な事を平気で言う男人形だ。
何とエルファは…
表情変える事無く、淡々とした口調で言った。
「イイワ、ディックノ、ハンダンニ、マカセル」
「むさ苦しい人間どもの所から離れてよ、オレたちだけで暮らしてえ。
ガキなんて、ほんの少しで十分だ」
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