携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> ?Rain LOVE〜華炎 6?

?Rain LOVE〜華炎 6?

[333]  YUNA.  2009-05-07投稿



「花火班に集まって下さい」
司会者が説明を始める。
「暗くなるので迷わないように」


…説明が終わると、ミサと私は場所取りをした。
場所は、河原の近く。
よくあるパターン。
ミサは高杉先輩を探すと言って、私は一人残された。

…ドーン!

一発目の花火が打ち上げられた。
「あ、お前さっきの!」
私は後ろを振り返る。
さっきBBQで、私の肉を取った人だ。
髪はクセ毛で、黒い髪をしている。
「俺、1Bの大倉!お前は?」
「1C井上」
私はまた視線を花火に戻した。
「なぁ、あの花火、お前に似てんだけど!」
大倉は小さな花火を指差した。
「はぁ?!アタシ、そんなにチビじゃないもん」
高校生にもなって、こんな子供みたいな人も居るんだな。
「チービ、チービ」
私は冗談半分でと追いかけた。
花火の音と草を踏む音が混じる。
私は大倉を捕まえ、雑草を投げた。
今度は大倉が私を追いかける。
そんなくだらない事をしているうちに、ミサが帰って来た。
「あっ、ミサ!」
「まさかアンタ、大倉相手に本気になってる?」
ミサは吹き出すのを堪えている。
「知ってるの?」
「ムードメーカーよ」
ミサは爆笑した。
思い出し笑い?
ミサは「また探してくる」と言って、走った。


「…なんか、お前他の女子と違うよな!良かったらメアド交換しよーぜ」
それはこちらのセリフだと思いながら、携帯を出した。

…私達は、いつの間にか親友の仲になった。
「お前、何してんだよ」
ふと、聞き覚えのある声がよぎる。
「誰だよ、今から大トリなの…」
大倉の声が消えた。
「どうしたの?」
大倉の視線を辿る。



「…………神谷先輩…」


「どうしてここに?」
なぜか息切れしている。
「来い」
強い力で引っ張られた。
「ちょっ、井上!?」
大倉は私を見ていた。


…無言のまま、どんどん生徒達から離れていく。

感想

感想はありません。

「 YUNA. 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス