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○あなたの隣に○ No.7

[351]  スミカ。  2006-07-14投稿

「はい、じゃあ休憩!」
三宅コーチがそういうとみんなは飲み物を飲みに更衣室へ戻った。
奈々美は一人自主練をしていた。
「奈々美ちゃんは頑張るねぇ。いい選手になるよ。」
「ありがとうございます!少しでも良いプレーがしたいから…ハハッ」
「ねぇ、奈々美ちゃんって彼氏おるん?」
「いませんよぉ〜」
「そうなん?いそうなのにっ」
「別れちゃいました。」
「えぇーそうなんかぁ。なんか変なこと聞いてごめんぇ。」
「いえ、全然いいですよ♪」
奈々美は少し驚いた。三宅コーチが急にこんな話するから・・。
「三宅コーチ!」
他の部員が三宅コーチに近寄ってきた。奈々美はなぜか少し胸が痛かった。
三宅コーチが他の部員と話してると、なんとなく嫌だった。

部活が終わると、いつもどおり他の部員が三宅コーチに駆け寄った。
奈々美は見てみないような振りをしてエリカと更衣室へむかった。
「あいかわらず三宅コーチ人気だよね。」
「そうだね〜奈々美、ショックなの??」
「違うよ!!そうんなんじゃないけど・・」
「じゃあ、なんなん??笑。好きなんじゃないの?」
「えっっ??」
「最近、三宅コーチと話してると奈々美楽しそうだもん!エリカはいつでも協力するよぉー!」
「違うって!!そんなんどうでもいいから、帰ろ!」
奈々美は慌てて外にでると、そこには三宅コーチがいた。
「あれ?どうしたんですか?」
「どうもしてないよ。ただ、奈々美ちゃん達を待ってて。」
「えっ??」
「いやぁ、まぁなんでもいいじゃん?今日車できたから、家まで送っていこうかなって思って。」
「えっっ、あのぉ…」
奈々美は三宅コーチの言ってる意味がよく分からず戸惑っていた。すると、エリカが更衣室からでてきた。
「ちょっとぉ、奈々美〜まってよぉ。あれ?三宅コーチ??」
「あ、エリカちゃん。えっと、まぁまず門でよっか。」
そう三宅コーチがいったので、とりあえず三人は門を出た。
すると、そこには隆史がいた。
<つづく>

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