「やっと逃げ切ったよ」
放課後、俺は美咲のことを無視して逃げた。

「家に帰ってゲームでもするかなぁ」
独り言をつぶやきながら帰り道を歩いていた。


「捕まえたわよ、優太」
なんと美咲が家のかどに待ち伏せしていた。

「いきなり出てくんな?」

「逃げることはわかっていたのよ」

「はいはい、すいませんでした」


次の瞬間、辺りが急に暗くなった。
まるで、何もない空間に入ったような感覚だった。
目が覚めた時、辺りには見覚えのない町にいた。

「あの〜すいません、ここはどこでしょうか？」
近くにいた人にきいてみた。


「ここは、トマーという町だ、なんだここらでは見かけないこだね」

「あの〜なんで耳がついているのですか？」


「私が獣人だからですよ、ところであなたの名前は？」

「優太です」
獣人ってどうゆう意味だよ、つうかトマーってどこだよ。

「私の名前は、ラル＝ウルフだよ、君は剣を持っていないのか？」


「剣って？」

「この世界は力がすべてだよ、よしこれを君にあげよう」


「ありがとうございます」力がすべてってどうゆう意味なんだろ？

頭がおかしくなりそうだ


ドーン?
ものすごい爆音が聞こえた。

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