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永遠に愛しい・・32

[298]  しゅーり  2009-05-12投稿
「けど無理だよな〜
男いるもんな、しかも相手は仁先輩・・」

黒ネコのヒーの鼻の頭を撫でながら

ヒーとニチに語っているかのように

話し掛けていたその時!

?ワーーーっ?

両手をオレの肩に置き

後ろからオレの顔を覗きこんだのは

そう、晶だ!

「びっくりした?」

多分オレが居るのに気付いて

気付かれないように

そーっとやって来たんだろう

「おまえ、これは小学生の技だせ」

「そんな事言って
結構ビックリしたでしょ?」

「まぁ、たしかになー・・心臓止まるかと思った程ビックリしたよー」

そう晶の事を、からかうかのように言ったものの

オレがヒーとニチにボソボソと語っていた事を聞かれたりしなかったか

そう思うと本当に心臓が止まる程恥ずかしいけど・・
などと、考えていると

「心臓止まるのはまずいよー
けどもしそうなったら
私が心臓マッサージして
人工呼吸もやってあげれからねっ」

えっ!?

人工呼吸って?・・

と、頭で想像したオレは

心臓が止まるというよりは
かなり心臓の鼓動が激しくうつくらい

ドキッっとしてしまった

こんなんでドキドキしてるオレの方が小学生みたいじゃん、そんなふうに思ったが

もちろんそんな事を晶には言えない・・。

晶は

今日、一度家に帰ってからまたここに来たようで

家から持ってきた

かつおぶしを混ぜたご飯のようなものと、牛乳を

ヒーとニチに食べさせた

そんな晶を見ていると

オレは今まで聞きたくてたまならなかったけど聞けずにいた

仁先輩の事を

無意識のように口にした

「おまえ
仁先輩と付き合ってんの?」

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