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制服時代??

[236]  なぉ  2009-05-13投稿
散々泣くと理沙は少しスッキリしたような気持ちになっていた。

「戻るか?」

「うん」

屋上から降りて本部席に戻る途中、

「あっ!」

「なに?」

「忘れ物」

「もう下で待ってるからね」

「悪い、急いでいくから」

そう言って中野は上へ、理沙は下へと歩きだした。

入り口の下で偶然に久遠と出会った。
あれ以来しゃべっていない二人は気まずかった。

「一人?」

「まぁ…」

「圭ちゃんにしては…珍しいね」

「…圭ちゃんか」

「あっごめん…」

「まだ…そう呼んでくれるんだな」

「…いいの?」

「なんだよ、その顔」

すると久遠は笑った。
すごく久しぶりだったのに時が戻った様で理沙は少し嬉しかった。

「圭ちゃん…私全部聞いた」

「そっか…」

「…うん、でも後悔してないよ!ありがとう」

「…お前に言っときたかったことがある。お前の気持ちには応えてやれない。…ただ」

「…ただ?」

二人を包む静寂はとても黒く大きい。

「あの時、キスしたのは俺のワガママだ。俺にとってお前は大切な奴に変わりはない」

「…圭ちゃん」

思ってもみない久遠の言葉に理沙は嬉しかった。
すると階段から中野が降りてきた。

「久遠…」

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