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汚染 127

[149]  ふく  2009-05-13投稿
ひとつの光
ひとつの影
貴方が太陽だとしたら
私はきっと月なんだろう
所詮一人では輝けない
貴方がいるから
貴方がいないと私の光なんてないのだ

貴方が仕事を休んだ
体調を壊したと言う
貴方の口からでもメールでもなく
別の人から聞いた事が何だか悲しい
何度もメールを確認したけど何も入っては来なかった

貴方がいない職場がこんなにも寂しいなんて

貴方の体を心配した
何も手に着かない程
でもこんな時分かる事は
私は無力だという事
いくら貴方を心配してもそれを内に秘めておくしかない
貴方の所へ飛んで行く事も出来なければ
貴方は家にいるからという事でメールも電話も出来ない
いつだって気を遣い一歩退かなければいけない

結局は側にいてあげられるのは私ではない
貴方を助けてあげられるのも
必要とされるのも私ではない

心身共に参っている時
誰かが恋しくなる
だけどそんな時でも私に何一つ連絡がないのは
やっぱり私は貴方の中の何でもないから
何も出来ない自分
そんな無力さを情けなく思う

貴方に貰う物ばかり
真っすぐに目標を定め
全速力で生きる事が出来るなら
貴方に沢山の物をあげられるのに

ただ机に座り
やるべき事をやる
そうやって仕事を片付け帰った
頭の中は貴方がどうしているのか
そればかりで集中力も続かない
私は本当に情けない人間だ

自分を責め
追い込んで
それでどうなる訳でもない
きっと貴方に会えば
『大丈夫?』と聞く事しか出来ない

俯いて帰る
まるで光を失った影
虚しい
今の私は輝きを失っている
また貴方の光が欲しい

貴方にメールをしようとして手を止めた
邪魔は出来ない
早く貴方に出て来てもらう為にゆっくりと療養をしてもらわないと
私に出来る事と言えば
貴方の笑顔を思い出し
そっと回復を願うだけだ

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