携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 汚染 128

汚染 128

[154]  ふく  2009-05-13投稿
貴方が仕事を休んでから二日
苦しんでいないだろうか
大丈夫だろうか
たまらなくなって昼休みに貴方にメールをした
『体調はどう?』とだけ
きつかったら返事は返さなくてもいい
そう思った
迷惑にはなりたくなかったから

少しして貴方から返事があった
『明日には出て来れると思う』
そんな返事に少し安心した
返してくれた事にも
貴方が無事な事にも
『無理はしないでまだきつかったら休むんだよ』
そう返したのは私の強がり
本当は早く貴方に会いたい
私なりの余裕の表現
『早く顔が見たいから頑張る』と言ってくれた時には本当に嬉しかった
ちゃんと私をまだ好きでいてくれている
不安で仕方がなかった
貴方からの連絡がない間
私の事なんてもうどうでもよくなったんじゃないかって
寂しさを感じた時は小さな事でも不安になる
余計な心配までしてしまう

貴方の体を一番心配する振りをして強がりを見せる事で自分の本音と上手くバランスを取っていたつもりだった
でも本心は自分の寂しさで一杯だった
貴方の言葉で簡単に崩されるバランス
『寂しいよ』と思わず返した
こうして強がりは消え
弱さが全面に出てしまう

結局は自分の想いばかり
貴方には悪いと思っている
ただ貴方を心配する事だけ
それさえ私は出来ないのだから

『待ってて』
それがこの日最後のメール
待ってる
元気な姿を早く見たい
例え明日貴方と言葉を交わせなくてもいい
貴方の姿をこの目に映す事が出来るなら

今日はゆっくり寝て欲しい
だから夜のメールは止めておいた
明日会えたらいい
無力な私でも会いたがってくれる貴方がいる

早く明日が来る様に
今日は早く布団に入ろう

感想

感想はありません。

「 ふく 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス