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制服時代??

[354]  なぉ  2009-05-14投稿
夏祭りは大盛況で幕を閉じた。
もう私と久遠が組む行事はない。
学級委員の任期も後残りわずかだ。

「夏祭り終わるといよいよ夏休みだね」

浮かれ調子で桜が言う。
確かに…もう夏休みだ。
夏休みになればみんなにしばらく会わないのか…
寂しい?それとも嬉しい?
どちらも答えは出ない。

「夏祭りでさ…」

「なに?」

「理沙ちゃんの様子が一瞬おかしかったんだよね」

「そう?」

「私の気のせいかな?」

「大丈夫よ」

中野がいるから…
とは言わなかった。

「千夏ちゃんはどうなの?」

「なにが?」

だいたい桜が聞きたそうなことはわかる。

「大倉君と」

「あ〜…」

大倉は冗談では好きとか言ってくるけど…

「大倉はサッカー命だから」

「え?」

「夏休みもサッカーの合宿」

「え〜そうなの?」

でも私はそんな大倉が誇らしい。
大倉にとってサッカーに勝るものはない。
私はそれでいいと思う。

「そうなの」

桜はなんだかつまらなさそうだった。

「理沙ちゃん遅いね〜」

「うん…」

あの夏の夜、初めて知った事実を私は今も一人で抱えている。
あれから悩んだ。
だけど知ったとはいえ、私にできることは何もない。

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