携帯小説!(PC版)

悪魔姉妹

[570]  電柱クラブ  2009-05-14投稿


闇夜を切り裂く
人間の叫び
月夜に 流れていく
紅いのは悲鳴
幻夢で見るのは
幸せな日々で
目が覚めて 気付けば
殺戮の日々で


幻想の世界の
誰よりも強く強く
生きていた
真夜中に始まる
宴とともに
声が一つ消えていく

世界で誰より
孤独に愛された少女達
彼女の血塗られた
能力のせいです
紅い悪魔と呼んで
人々は恐れていたけれど
私はただ普通に
遊んでほしかった


二つの犬歯は
吸血の証
人々と 少女の
明らかな違い
艶めいた笑みで
皮膚を引き裂いて
噴き上げた 血の味は
鋼にも似る


刹那に消えゆく
苦しみは誰も理解
出来ない
深紅に染まりゆく
この手のひらで
全て終われるのに


世界の誰より
孤独に包まれた少女達
彼女の血塗られた
能力のせいです
鉄の味は今でも
むせ返る程嫌いだった
運命は変えられると
信じていたいのに

その手で壊して
私を壊して
全て砕けて
消えてしまいたい
形がないほど
粉々にしてよ
不幸な少女は
終わりを求めた


刹那に消えゆく
苦しみは誰も理解
出来ない
深紅に染まりゆく
この手のひらで
全て終われるのに


世界の誰より
孤独に包まれた少女達
彼女の血塗られた
能力のせいです
鉄の味は今でも
むせ返る程嫌いだった
運命は変えられると
信じていたいのに

その手で壊して
私を壊して
全て砕けて
消えてしまいたい
形がないほど
粉々にしてよ
不幸な少女は
終わりを求めた


終わりを求めた…


感想

感想はありません。

「 電柱クラブ 」の携帯小説

詩・短歌・俳句の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス