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夜に吹く風?

[283]  水宵  2009-05-14投稿
所々に紅がある。
あれは…瞳?
瞳が紅いという事はレック…?
あれは…翼?
2組ある…幸と夜宵?輝は?
じゃぁ俺の前にいるのは輝?
「輝…?」
返事はない。

チリン…。
鈴の音がする。

「妖精?リル?」


誰―?

『生きたくない…。』
夜宵?
『私は誰?』
幸?
『いつまで続くんだよ…。』
輝?
『ワタシの事を忘れないで下サイ。』
レック?

チリン…。

誰かが俺の耳元に近づく。
「生きたいの…?」
妖精の声だ。
「当たり前だ。」

「ふぅん。」
あれ…妖精の声じゃないかも?リル?
チリン…。
この音…リル?
「貴方はいまどうしたいの?」
リル?妖精?どっちだ?

「俺は…ッ!」

「言ってごらんなさい。貴方の望みを。」
『さぁ…解放の時が来た!君の…ドールの気持ちを聞かせて?』
耳に聴こえるのは妖精なのに…なぜ頭に響くのはリルの声なんだ?
いや、そんな事はどうだっていい。
俺は…!!


「俺は…このゲームをクリアしたい!」
誰がなんと言おうと、目の前の光景がどうだろうと関係ない。

「夜宵の望みを叶えるしかないだろ!」
次の瞬間…目の前がはっきりした。
目の前にいたのはリルだった。
「やぁ。久しぶり…ドール。」

窓を眺めるレック。
彼の瞳は紅く輝いていた。
幸と夜宵は…翼を広げて眠っていた。
気持ちよさげに。
呆れて言葉もでない。


「あれ…輝は?」
リルが深刻そうに答える。
「いるよ…。でも彼はもう形を保てないくらいに…命の寿命が…余裕が無いんだ。」



シオンがなり響く。
《兄貴が…》
何処からか消えそうな輝の声がする。
《幸は昔は女として生きてたんだ。あいつの躰は男でも女でもない。今悪魔の世界で魔王をやってる俺の兄貴が…シオンに…幸に送った曲がシオンなんだ…。》

いったい、これから俺は…どうすればいいんだ?

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